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オフロードバイクやアドベンチャーバイクの人気が高まる中、そのワイルドなスタイルに惹かれて「街乗りでもオフロードヘルメットを使いたい」と考える方が増えています。でも、実際に購入しようとすると「高速道路では風で首が疲れるんじゃないか」「雨の日は顔が濡れて大変そう」といった不安がよぎりますよね。特に通勤や通学で毎日使うなら、見た目のカッコよさだけでなく実用性も譲れないポイントです。
実は、選び方のコツさえ押さえれば、オフロードヘルメットは視界が広くて通気性も良く、都市部での走行に非常に適したアイテムになります。この記事では、長年のバイクライフで培った知識をもとに、後悔しないための選び方や、アライやSHOEIといった一流メーカーからコスパに優れたモデルまで、あなたにぴったりの一本を見つけるためのお手伝いをします。
この記事を読むと分かること
- 街乗りでオフロードヘルメットを使う具体的なメリットとデメリット
- 風圧や雨対策として重要なシールドとバイザーの選び方
- 長時間かぶっても疲れにくい重量バランスとフィット感の正解
- 予算やスタイルに合わせて選べるおすすめモデル5選
街中での使い勝手はどうなのか、本当に疲れないのか。そんな疑問への明確な答えと、あなたのバイクライフをより快適にするための結論をお伝えします。
街乗りでオフロードヘルメットは疲れる?基本と注意点

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オフロードヘルメットは、見た目のカッコよさだけでなく、機能面でも独自の特徴を持っています。ここでは、街乗りにおける安全性や快適性、そして誰もが気になる「疲れ」の原因について、基本的な知識と注意点を解説します。
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視界の広さがもたらす街中の安全性
街乗りにおいて、ライダーの安全を担保する最大の要素は「情報の早期発見」です。交差点での歩行者の飛び出し、斜め後ろを走る自転車、死角に入り込むバイクなど、都市部の交通環境はカオスそのものです。この点において、オフロードヘルメットは最強の安全装置となり得ます。
その理由は、圧倒的な「アイポート(開口部)の広さ」にあります。一般的なオンロード用フルフェイスヘルメットは、空力特性や静粛性を高めるために開口部を必要最小限に抑える傾向がありますが、オフロードヘルメットはゴーグル装着を前提としているため、左右および下方向への視界が非常に広く設計されています。これにより、首を大きく捻らなくても、視線を少し動かすだけで斜め後方の安全確認が可能になります。
また、チンバー(顎部分)が前方に突き出している形状も、実は街乗りに有利に働きます。口元に広い空間があるため、夏場の信号待ちでも息苦しさを感じにくく、自分の吐いた息でシールドやメガネが曇るリスクも低減されます。さらに、視線を落とせばメーター周りやナビ画面が視界に入りやすいため、視線移動のタイムラグを減らすことができるのです。
バイザーの風圧と高速道路での疲労

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オフロードヘルメットのアイデンティティとも言える「バイザー(庇)」。本来は前走車が跳ね上げる泥や石、そして強烈な日差しからライダーの視界を守るための装備ですが、舗装路を走る上では、これが最大の「疲労の原因」となることがあります。
問題となるのは「空気抵抗」です。特に都市高速やバイパスなど、時速80km〜100kmの速度域に入ると、その影響は顕著になります。走行風がバイザーの裏側に巻き込まれることで、ヘルメット全体を上方向へ持ち上げようとする揚力(リフト)や、後ろへ引っ張ろうとする抗力(ドラッグ)が発生します。
この力が掛かり続けると、ライダーの首の筋肉は頭を定位置に保とうとして常に緊張状態を強いられます。結果として、わずか1時間の高速走行でも、肩こりや首の痛みが発生しやすくなるのです。さらに危険なのが、高速走行時の車線変更などで首を横に向けた瞬間です。横風を受けたバイザーがテコの原理で頭を強引に捻ろうとするため、予期せぬ挙動にヒヤリとすることがあります。
ただし、近年のモデルはこの点が劇的に改善されています。例えばSHOEIのV-460バイザーやAraiの最新バイザーなどは、風洞実験を繰り返して設計されており、バイザー自体に風の逃げ道(スリット)を設けることで、抵抗を最小限に抑えています。もし高速道路を頻繁に利用するのであれば、こうした空力特性に優れた最新のアドベンチャーモデルを選ぶことが、疲労を避けるための必須条件と言えるでしょう。
シールド付きとゴーグル仕様の違い
街乗り用としてオフロードヘルメットを選ぶ際、皆様が最も悩むのが「シールド付き(アドベンチャータイプ)」にするか、それとも「ゴーグル仕様(本格オフロードタイプ)」にするかという選択ではないでしょうか。それぞれの特性を正しく理解しないと、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。
| 比較項目 | シールド付き(アドベンチャー) | ゴーグル仕様(本格オフロード) |
|---|---|---|
| 基本的な構造 | フルフェイス同様の開閉式シールドを装備 | シールドがなく、別売りのゴーグルを装着 |
| メリット | ワンタッチで開閉可能、雨風を完全に防げる、静粛性が高い | 通気性が抜群、圧倒的なワイルド感、クラシックなスタイル |
| デメリット | 部品点数が多くやや重くなる傾向、価格が高め | 雨が隙間から入る、着脱が面倒、高速で風切り音が大きい |
| 街乗り適性 | 非常に高い(快適・便利) | 慣れと我慢が必要(スタイル重視) |
結論として、通勤や通学、買い物などの実用を重視するなら、迷わずシールド付きを選ぶべきです。コンビニに立ち寄る際、シールドなら手袋をしたまま跳ね上げるだけで済みますが、ゴーグルはいちいち外して首にかけたり、バイクに置いたりする手間が発生します。また、ゴーグルは視野の端がフレームで遮られるため、周辺視界の広さという点でもシールドタイプに分があります。
一方で、Bell Moto-3のようなネオクラシック系ヘルメットにゴーグルを合わせるスタイルは、理屈抜きのカッコよさがあります。「不便さを楽しむ」余裕がある方や、近場のカフェに行くのがメインという方であれば、ゴーグル仕様も素晴らしい選択肢です。
雨の日の通勤にはシールドが必須な理由

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「バイク通勤に雨はつきもの」ですが、オフロードヘルメットでの雨天走行は、装備選びを間違えると地獄を見ることになります。ここで決定的な差となるのが、前項で触れた「シールドの有無」です。
ゴーグル仕様で雨の中を走るとどうなるか。まず、ヘルメットの開口部とゴーグルの隙間から、雨粒が容赦なく顔に当たります。時速60kmで走っていれば、雨粒はまるで「針」のように肌を刺します。特に鼻や頬が露出していると、痛みで運転に集中できなくなるほどです。さらに、ゴーグルのスポンジ部分が水を吸って不快感が増し、最悪の場合はゴーグル内部が曇って視界がゼロになることもあります。
対してシールド付きモデルであれば、フルフェイスヘルメットと全く同じ感覚で快適に走行できます。顔全体がシールドで覆われているため濡れることはありませんし、最新のモデルなら「ピンロックシート(曇り止め)」に対応しているため、湿度の高い梅雨時でもクリアな視界を維持できます。また、AraiやSHOEIのアドベンチャーヘルメットは、シールドとゴムパッキンの密着性が高く設計されており、上部からの雨だれもシャットアウトしてくれます。
「自分は晴れの日しか乗らない」と決めている方以外、特に天候の急変に対応しなければならない通勤ライダーにとって、シールド付きモデルは唯一無二の正解と言っても過言ではありません。
長時間の着用でも首が痛くならない重量
ヘルメット選びで見落とされがちですが、実は最も重要なスペックの一つが「重量」です。オフロードヘルメットは、バイザーや突き出したチンガードの分、通常のフルフェイスよりも体積が大きくなり、構造的に重量が増しがちです。
一般的に、街乗りで許容できるヘルメットの重量は1.5kg〜1.6kg程度と言われています。これを超えてくると、信号待ちのたびに首への圧迫感を感じやすくなり、長時間のライディングでは肩こりや頭痛の原因となります。特に、インナーバイザー(サングラス機能)を内蔵したシステムヘルメットなどは便利ですが、構造が複雑になる分、重量が1.8kg近くになることもあり注意が必要です。
しかし、ここで重要なのは「カタログ数値の軽さ」だけではありません。「重量バランス(重心)」こそが真の疲労度を左右します。例えば、1.6kgあるAraiのヘルメットが、1.4kgの安価なヘルメットよりも軽く感じることがあります。これは、Araiが「低重心設計」を徹底しており、被った時にヘルメットの重さが頭の中心(首の骨の真上)に来るように作られているからです。逆に重心が高いヘルメットは、頭を動かすたびに遠心力で振られるため、数値以上に重く感じてしまいます。
もし「軽さ」を最優先にするなら、TT&COのような極小帽体モデル(約1.2kg)を選ぶのも一つの手です。しかし、安全性や機能性を求めるなら、数値上の軽さに惑わされず、実際に試着して「首を振った時の感覚」を確認することをお勧めします。
ヘルメットの規格と安全性の基礎知識
「見た目が気に入ったから」という理由だけで、安易に海外サイトやオークションでヘルメットを購入するのは非常に危険です。日本国内でバイク用ヘルメットとして公道を走るためには、法律で定められた安全基準をクリアしている必要があります。
知っておくべき安全規格
- PSCマーク: 消費生活用製品安全法に基づき、国が定めた技術基準に適合していることを証明するマーク。日本国内で「乗車用ヘルメット」として販売するにはこの表示が義務付けられています
- SGマーク: 製品安全協会が定めた認定基準に適合した製品に表示されるマーク。万が一の欠陥による事故に対して、対人賠償責任保険が付帯されています
- JIS規格: 日本産業規格。落下試験などの厳しいテストをクリアした、高い安全性能の証です
特に注意が必要なのは、海外製の「ビンテージ風ヘルメット」や「ノベルティヘルメット」と呼ばれる商品です。これらは「装飾用」として販売されており、衝撃吸収材が入っていない、あるいは極端に薄い場合があります。これらを被って公道を走ることは、法的なグレーゾーンであるだけでなく、事故の際に頭部を守れないという致命的なリスクを負うことになります。
ご自身の安全のため、そして家族を悲しませないためにも、必ず「PSCマーク」「SGマーク」が付いた正規の乗車用ヘルメットを選んでください。詳細な規格の内容については、経済産業省のPSCマーク制度公式資料でも確認できます。
街乗りに最適なオフロードヘルメットの選び方とおすすめ

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基礎知識を押さえたところで、いよいよ具体的なモデル選びに入りましょう。機能性重視のアドベンチャーモデルから、スタイル重視のネオクラシック、そしてコスパ抜群のモデルまで、momomo視点で厳選した「間違いない」選択肢をご紹介します。
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最強の快適性を誇るアライのツアークロス
もし予算が許すのであれば、迷うことなくおすすめしたいのがArai(アライ)の「Tour-Cross V(ツアークロス ブイ)」です。これは、長年にわたりアドベンチャーライダーの定番として愛されてきた「Tour-Cross 3」の後継モデルとして登場した、まさに「全能のヘルメット」です。
特筆すべきは、その圧倒的な「空力性能」と「被り心地」です。バイザーの形状が一新され、走行風を効果的に受け流す設計となったことで、高速道路での首への負担(リフトやドラッグ)が劇的に軽減されています。実際に被ってみると、実測重量約1720gを感じさせないほど重心バランスが優れており、長時間被っていても疲れにくいのが特徴です。これは、アライが追求する「丸い滑らかなフォルム(R75シェイプ)」が、衝撃をかわすだけでなく、風の抵抗も最小限にしている証拠です。
また、シールドやバイザーの脱着がツールレス(工具不要)で行えるようになった点も大きな進化です。平日の通勤ではシールドスタイルで快適に、休日の林道ツーリングではバイザーを外してターミネータースタイルに、といった使い分けがストレスなく行えます。初期投資は高くなりますが、雨の日も風の日も、そして猛暑の日も、あらゆるシーンで「買ってよかった」と思える最高峰の快適性を提供してくれます。
軽快なスタイルのTT&COとベル
機能性も大切ですが、「バイクに乗るならスタイルこそすべて」という美学をお持ちの方もいるでしょう。特に、スクランブラーやビンテージバイクに乗る方には、ネオクラシックやビンテージスタイルのヘルメットが最適解です。
まず注目すべきは、Bell(ベル)の「Moto-3」です。1970年代のモトクロスシーンを象徴する伝説的なデザインを復刻したこのモデルは、被るだけで映画の主人公になったような高揚感を与えてくれます。海外ブランドですが、正規代理店(アクティブなど)が取り扱う正規品はSG規格を取得しており、日本人の頭の形に合わせた内装調整も施されているため、安心して公道で使用できます。
そしてもう一つ、日本の小規模メーカーTT&COの「トゥーカッター SG/DOT」も見逃せません。このヘルメットの最大の武器は、約1.2kgという驚異的な「軽さ」と、限界まで小さく設計された「帽体(シェル)」です。一般的なヘルメットは安全確保のために帽体が大きくなりがちで、被ると頭が大きく見える「マッチ棒現象」が起きやすいですが、トゥーカッターは3D設計によりこの問題を解決しています。視界も広く、とにかく軽快に走りたいストリートライダーから絶大な支持を得ています。ただし、シールドはないため、雨対策やゴーグルの準備は必須となります。
コスパで選ぶ石野商会の魅力
「通勤用としてガシガシ使いたいから、そこまで高価なものは気が引ける」「でも安全性や機能性は犠牲にしたくない」という現実的なニーズに応えるのが、コストパフォーマンスに優れたモデルたちです。
実用性を極めるなら、石野商会(FS-JAPAN)の「LIBERTER775(ISN775)」が最強のコスパモデルです。実勢価格1万円台前半という安さながら、顎部分が開閉する「システムヘルメット」の機構と、日差しを遮る「インナーサンシェード」の両方を搭載しています。さらに特筆すべきは、バイザー部分が可動式になっており、折りたたむことでスクーターのメットインスペースに収納しやすくなるというアイデア機能です。高級感ではアライやSHOEIに及びませんが、「街乗りの道具」としての使い勝手は一級品です。
なお、海外ではHJCの「V60」というネオレトロな外観と現代的な機能を見事に融合させた傑作モデルも人気です。見た目はクラシックなオフロードヘルメットですが、内部に「サンバイザー(シールド)」を内蔵しており、「スタイルは欲しいけどゴーグルは面倒」というライダーの要望に応えています。ただし、日本国内での正規販売は限定的なため、購入の際は海外通販サイトや並行輸入を検討する必要があります。
所有欲を満たすデザインとグラフィック
街乗り用のヘルメット選びでは、ウェアやバイクとのコーディネートも楽しみの一つです。オフロードヘルメットは、その形状自体にインパクトがあるため、カラーリング一つで全体の印象がガラリと変わります。
都市部の風景に溶け込みたいなら、「マットブラック(艶消し黒)」や「セメントグレー(ソリッドグレー)」などの落ち着いたカラーがおすすめです。これらはスーツやオフィスカジュアルにも違和感なく馴染み、洗練された「大人のライダー」を演出できます。特にBellのソリッドカラーは、シンプルながらも造形の美しさが際立つため人気があります。
一方で、あえて派手なグラフィックモデルを選ぶのもアリです。AraiのツアークロスVなどは、冒険心を掻き立てるダイナミックなグラフィックモデルが多数ラインナップされています。視認性が高まるため、夜間の走行が多い方にとっては安全性の向上にもつながります。また、あえてシンプルな服装に派手なヘルメットを合わせる「ハズし」のテクニックも、おしゃれなストリートライダーの間では定番です。
曇り止めピンロックシートの重要性
冬場の朝、信号待ちで止まるたびにシールドが真っ白に曇ってしまい、慌ててシールドを開ける…。そんなストレスフルな経験をしたことはありませんか?街乗りにおける快適性を左右する隠れた重要アイテム、それが「ピンロックシート」です。
ピンロックシートとは、シールドの内側に専用の透明なシートを取り付け、シールドとの間に空気の層(断熱層)を作ることで、内外の温度差による結露(曇り)を防ぐシステムです。二重窓と同じ原理と言えば分かりやすいでしょうか。その効果は絶大で、吐く息が白くなるような真冬の雨の日でも、視界は驚くほどクリアなままです。
街乗りはストップ・アンド・ゴーの繰り返しであり、走行風による換気が期待できないため、実はツーリング以上にヘルメットが曇りやすい環境にあります。視界不良は事故の元です。AraiのツアークロスVやSHOEIのHornet ADV、OGK KABUTOのGEOSYSなどは、このピンロックシートが標準装備、あるいは対応シールドとなっています。ヘルメット選びの際は、デザインだけでなく「ピンロックシートが装着できるか」を必ずチェックしてください。
試着で確認したいフィット感とサイズ

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どんなに高性能でカッコいいヘルメットでも、サイズが合っていなければその性能は発揮されず、むしろ危険な凶器になりかねません。特に、初めてのモデルや海外ブランドを選ぶ際は、試着が絶対に欠かせません。
ヘルメットのサイズ選びで重要なのは、「頭の外周(cm)」だけではありません。「頭の形」との相性がすべてです。日本人の頭は上から見ると「丸型(円形)」に近いですが、欧米人の頭は「楕円型(縦長)」が多いと言われています。そのため、海外ブランド(BellやHJCなど)のヘルメットを日本人が被ると、側頭部(こめかみ)が圧迫されて痛くなる一方、前後には隙間ができてブカブカになることがあります。
試着時のチェックリスト
- 被った状態で頭を左右に振っても、ヘルメットがズレずに肌に追従するか
- こめかみや頭頂部に、10分以上被っても耐えられる程度の圧迫感か(最初は少しきつめが正解)
- チークパッド(頬のパッド)が、顔のお肉をムニュッと持ち上げるくらい密着しているか
もし可能であれば、フィッティングサービスを行っている実店舗(ナップス、2りんかん、ライコランドなど)で購入することをお勧めします。プロのスタッフが頭のサイズを計測し、内装パッドの厚みを調整して、あなただけの「ジャストフィット」を作ってくれます。ネット通販は便利ですが、サイズ交換の手間や送料を考えると、実店舗での購入が結果的に最も安上がりで安心な選択になることが多いのです。
総括:街乗りオフロードヘルメット選びのポイント
ここまで、街乗りにおけるオフロードヘルメットの特性と選び方を詳しく解説してきました。最後に、絶対に押さえておきたい重要ポイントを振り返りましょう。
- オフロードヘルメットは視界が広く、街中での安全性確保に有利
- 高速走行時の「バイザーの風圧」は、最新モデルならかなり軽減されている
- 毎日の通勤や雨天走行も考えるなら、シールド付きモデルが圧倒的に有利
- スタイル重視でゴーグル仕様を選ぶなら、雨の日の痛みと手間は覚悟が必要
- ヘルメットは重量そのものより「重心バランス」が良いものを選ぶと首が疲れない
- 公道を走るなら、必ず「PSCマーク/SG規格」を取得した正規の乗車用を選ぼう
- AraiツアークロスVは高価だが、全天候対応で長く使える「間違いのない」選択肢
- TT&COやBellはスタイルと軽さが魅力だが、試着でサイズ確認が重要
- 石野商会など、コスパと機能性を両立したモデルも充実している
- 曇り止め(ピンロックシート)は冬場や雨の日の必須装備
- 海外製モデルはサイズ感が異なるため、可能な限り実店舗で試着する
- 自分の走行シーン(距離・速度・天候)に合ったモデル選びが重要
最後に
今回は、街乗りにおけるオフロードヘルメットのメリット・デメリットから、後悔しないための選び方、そしておすすめのモデルについて解説しました。視界が広く安全確認がしやすい、通気性が良く夏場も快適といった特徴は、ストップ・アンド・ゴーの多い日本の道路事情において大きな武器となります。
お気に入りのヘルメットが見つかったら、次は快適な街乗りをサポートする周辺アイテムにも目を向けてみてください。以下の記事では、バイク通勤や通学をより便利にするアイテムや、週末に訪れたい関東のツーリングスポットを紹介しています。
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