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カワサキの名車、エリミネーターシリーズの中でも特に個性的な存在の「エリミネーター125」。その唯一無二のスタイルに惹かれつつも、「エリミネーター125欠点」と検索しているあなたは、その走りや維持していく上でのネガティブな情報に、一抹の不安を感じているのではないでしょうか。
「パワー不足って本当?」「やっぱりカワサキだから壊れやすいの?」そんな漠然とした疑問を抱えている方も多いでしょう。この記事では、Web上の口コミやスペック情報を徹底的に調査し、エリミネーター125が抱える欠点を「走行性能」と「車体・維持費」の2つの側面から、具体的かつ公平な視点で深掘りしていきます。
この記事を読むと分かること
- 年式によって全く異なるパワーの真相
- 具体的な走行シーンで感じるメリット・デメリット
- 購入後に後悔しないための車体チェックポイント
- 驚くほど安い維持費の実態
そして、巷でささやかれる欠点を理解した上で、このバイクがあなたにとって本当に「買い」なのか、その答えが見つかるはずです。さあ、一緒にエリミネーター125の真実に迫ってみましょう。
エリミネーター125の欠点【走行性能編】知っておくべきこと

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エリミネーター125の購入を考えたとき、誰もが気になるのがその走り、特に走行性能に関する部分ではないでしょうか。ここでは、パワー不足の真相からブレーキ性能、ハンドリングまで、購入前に知っておきたい走行性能に関する欠点を具体的に掘り下げていきます。
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パワー不足は本当?年式で異なる馬力
エリミネーター125の欠点として最もよく挙げられるのが「パワー不足」です。しかし、この点を語る上で絶対に無視できないのが、年式による馬力の違いです。実は、エリミネーター125には大きく分けて2つのエンジン仕様が存在します。
1997年から2000年頃までの初期型モデルは、最高出力13馬力を発生します。これは、当時の125ccアメリカンとしては標準的なパワーでした。しかし、2001年以降のモデルは排出ガス規制の影響で、最高出力が7.3馬力にまで大幅にダウンしています。この数値は、正直なところ現代の125ccクラスの中ではかなり非力な部類に入ります。
ですから、「エリミネーター125は遅い」という評価は、特にこの後期型モデルに対する意見が多いと考えられます。中古車を選ぶ際には、この馬力の違いが走りに直結することを理解しておく必要があります。パワフルな走りを少しでも期待するのであれば、初期型の13馬力仕様を探すのが賢明と言えるでしょう。見た目は同じでも、中身は全く別のバイクと言っても過言ではないのです。

坂道や二人乗りでの非力さを検証

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では、具体的なシーンでパワー不足はどのように影響するのでしょうか。特に顕著に現れるのが、坂道と二人乗りのシチュエーションです。
7.3馬力の後期型モデルの場合、少し勾配のある坂道ではアクセルを全開にしても速度を維持するのがやっと、という場面も少なくありません。ギアを適切に選択し、エンジンを回してあげないと、どんどん失速していく感覚を味わうことになるでしょう。車の流れに乗って走るのが少し大変に感じるかもしれません。
二人乗り(タンデム)では、その非力さはさらに明確になります。平坦な道での発進加速ですら、一人で乗っている時よりもかなりもっさりとした印象を受けます。エンジンに相当な負荷がかかっているのが伝わってくるため、頻繁に二人乗りをする予定がある方には、正直なところ後期型はあまりお勧めできません。一方、13馬力の初期型であれば、後期型に比べて坂道や二人乗りも比較的スムーズにこなせますが、それでも余裕があるとは言えないでしょう。あくまで125ccクラスのアメリカンということを念頭に置く必要があります。
最高速はどれくらい?街乗りでの実用性
パワー不足と関連して気になるのが「最高速」です。エリミネーター125でバイパスなどを走ることは可能なのでしょうか。
まず後期型(7.3馬力)ですが、平坦な道で頑張って80km/h前後、条件が良ければ90km/hに届くかどうか、というのが現実的なラインです。流れの速い幹線道路やバイパスでは、常にアクセル全開に近い状態を強いられるため、エンジンにも精神的にも余裕がなく、長時間の巡航は厳しいと言わざるを得ません。
対して初期型(13馬力)であれば、100km/h近くまで速度を伸ばすことが可能です。とはいえ、そこに至るまでの加速は決して鋭いものではなく、また高速域での車体の安定性も高くはありません。エリミネーター125の本来の魅力は、のんびりとしたペースで走ることにあると言えます。最高速を追求するバイクではなく、法定速度内でトコトコと走るのが最も気持ちの良い使い方です。街乗りでのストップ&ゴーは、その車格の大きさからくる安定感もあり、十分にこなせる実用性を持っています。

ブレーキ性能の限界と安全な乗り方

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走行性能でパワーの次によく指摘されるのがブレーキ性能です。エリミネーター125はフロントにシングルディスクブレーキ、リアにドラムブレーキを採用しています。この構成は125ccとしては標準的ですが、その効きについては「弱い」「甘い」という声が多く聞かれます。
特にフロントブレーキは、現代のバイクに乗り慣れていると、少し心許なく感じるかもしれません。車重が140kg前後あるため、制動力が車重に追いついていない印象です。急制動の際には、早めかつ強めのブレーキングを意識する必要があります。また、フロントフォークが長く、ブレーキ時に車体が大きく沈み込むため、ロックしやすく感じるかもしれません。
安全に乗るためには、フロントブレーキだけに頼るのではなく、リアブレーキを補助的にしっかり使うことが重要です。エンジンブレーキも積極的に活用し、車間距離を十分に保つ運転を心がけることが、このバイクと上手く付き合うコツと言えるでしょう。ブレーキパッドやシューを信頼性の高い社外品に交換するだけでも、制動力のフィーリングは改善される場合があります。
曲がりにくい?アメリカン特有の操舵性
「エリミネーター125は曲がらない」という意見も目にします。これは、バイク自体の欠陥というよりも、アメリカンクルーザーという車種特有の操舵性に起因する部分が大きいです。
長いホイールベースと寝たキャスター角、そして足を前に投げ出すライディングポジションは、直進安定性に優れる一方で、クイックな切り返しや深いバンク角でのコーナリングは苦手としています。ネイキッドバイクやスポーツバイクのような感覚で交差点を曲がろうとすると、思ったよりもバイクが寝てくれず、大回りしてしまうように感じるでしょう。
このバイクでスムーズに曲がるコツは、セルフステアを妨げずに、曲がりたい方向へ視線をしっかり向けてあげることです。腕の力で無理にハンドルをこじったりせず、バイクが自然に曲がろうとする動きに身を任せるイメージです。また、ステップの位置が低いため、あまり深くバンクさせるとステップを擦ってしまいます。スピードを十分に落とし、ゆったりと大きな弧を描くように曲がるのが、エリミネーター125らしい優雅なコーナリングと言えます。

純正タイヤのグリップ性能と交換の目安
足回りで意外と見落とされがちなのがタイヤです。エリミネーター125の純正タイヤ(IRC製)については、オーナーから「グリップ性能が低い」「雨の日は滑りそうで怖い」といった声がしばしば聞かれます。
もちろん、普通に街乗りをする分には問題になるレベルではありませんが、少し濡れた路面やマンホールの上などでは、ヒヤリとすることがあるかもしれません。特に中古車で購入した場合、タイヤが硬化してしまっている可能性も高く、そうなると本来の性能を発揮できません。バイクの乗り味や安全性はタイヤに大きく左右されるため、購入後はまずタイヤの状態を確認し、必要であれば早めに交換することをお勧めします。
残念ながら、エリミネーター125のタイヤサイズは選択肢が豊富とは言えません。しかし、ダンロップやブリヂストンといった国内メーカーからも対応タイヤはリリースされています。純正タイヤに不安を感じる場合は、これらの信頼性が高く、ウェット性能にも定評のあるタイヤに交換するだけで、走りの安心感は格段に向上するでしょう。
エリミネーター125の欠点【車体・維持費編】購入後の注意点

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走行性能だけでなく、実際に所有してから気づく車体まわりの欠点や、維持していく上での注意点も気になるところです。ここでは、長距離走行での快適性から、サビやオイル漏れといった品質面、そしてカスタムや維持費まで、購入後に後悔しないためのポイントを解説します。
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長距離は疲れる?独特のライディングポジション
アメリカンバイクと聞くと、ゆったりとしたポジションで長距離も楽々、というイメージを持つかもしれません。しかし、エリミネーター125に関しては少し事情が異なります。足を前方に投げ出すフォワードコントロールのポジションは、一見楽そうに見えますが、実は体重のほとんどをお尻だけで支えることになります。
そのため、路面からの衝撃を足で吸収することが難しく、腰に直接負担がかかりやすいのです。1〜2時間程度のライディングなら快適ですが、それ以上の長距離になると、腰痛に悩まされるオーナーも少なくありません。また、ニーグリップがしにくいタンク形状も相まって、車体との一体感が得にくく、長時間の走行では疲労につながりやすい側面があります。
対策としては、厚手のゲル入り座布団をシートに敷いたり、定期的に休憩を挟んでストレッチをしたりすることが挙げられます。このバイクで日本一周のようなロングツーリングを考えている場合は、ポジションに起因する疲労については、ある程度の覚悟と工夫が必要になるでしょう。

錆びやすいメッキパーツと保管方法

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エリミネーター125のデザインを特徴づけているのが、エンジン周りやフェンダー、マフラーなどに多用された美しいメッキパーツです。しかし、このメッキパーツ、残念ながら「錆びやすい」という弱点を抱えています。特に屋外で保管している場合、雨風にさらされると、驚くほど早く点錆が発生することがあります。
メッキの質自体がそれほど高くないため、屋内保管であっても油断はできません。湿度の高い環境では、知らず知らずのうちに錆が進行してしまうことも。この美しい輝きを維持するためには、こまめな手入れが不可欠です。乗車後は柔らかい布で乾拭きする、メッキ専用のクリーナーやコーティング剤で定期的に保護するといった地道な作業が、輝きを長持ちさせる秘訣です。
保管場所としては、やはり雨風をしのげる屋内が理想ですが、難しい場合は必ず厚手で湿気のこもりにくいバイクカバーをかけるようにしましょう。エリミネーター125を美しく保つには、それ相応の愛情と手間が必要だと覚えておきましょう。

カワサキ特有のオイル漏れは発生する?
「カワサキのバイク」と聞くと、ベテランライダーほど「オイル漏れ」や「オイル滲み」を連想するかもしれません。では、エリミネーター125もその例に漏れず、オイル漏れしやすいのでしょうか。
結論から言うと、エリミネーター125が特別オイル漏れを起こしやすい車種というわけではありません。しかし、生産終了から年数が経過した古いバイクであることは事実です。そのため、経年劣化によるゴム製のパッキンやガスケット類の硬化が原因で、エンジン各部からオイルが滲んでくる可能性は十分に考えられます。
中古車を確認する際は、エンジン下部やシリンダーヘッドの合わせ目などにオイルが滲んだ跡がないか、注意深くチェックしましょう。多少の滲み程度であれば、すぐに走行不能になるわけではありませんが、放置しておくと悪化する可能性があります。オイル滲みを発見した場合は、早めにバイクショップに相談し、必要であればガスケット交換などのメンテナンスを行うのが安心です。定期的なオイル交換をきっちり行うことも、エンジンの状態を良好に保つ上で重要です。
意外と少ない?カスタムパーツの現状

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125ccアメリカンという個性的なジャンルだけに、「自分好みにカスタムしたい」と考える方も多いでしょう。しかし、ここで残念なお知らせがあります。エリミネーター125の専用カスタムパーツは、現在では非常に少ないのが現状です。
生産当時は、社外マフラーやシーシーバー、エンジンガードといったパーツも存在しましたが、その多くが絶版となっています。そのため、新品で手軽にカスタムパーツを探すのは困難と言わざるを得ません。カスタムを楽しむには、ネットオークションなどで根気よく中古パーツを探したり、他車種のパーツを加工して流用したりといった工夫や知識が必要になります。
特にマフラーは、そのスタイルを大きく変えるパーツですが、選択肢はほぼ皆無です。これからエリミネーター125を購入してカスタムを楽しみたいと考えている方は、この「パーツの少なさ」という現実は覚悟しておくべきでしょう。むしろ、カワサキのデザイナーが作り上げたノーマルの美しいスタイリングを、大切に維持しながら乗るという楽しみ方を見出すのが賢明かもしれません。

年式による中古相場の違いと選び方
エリミネーター125の中古車選びで重要なのは、やはり年式です。走行性能の項目で触れた通り、初期型(13馬力)と後期型(7.3馬力)では走りが大きく異なります。当然、人気も馬力のある初期型に集中しており、中古車市場での価格も高騰する傾向にあります。
2024年現在の相場観としては、状態の良い初期型は30万円を超える個体も珍しくありません。一方、後期型は15万円~25万円前後で見つけることができます。どちらを選ぶべきかは、あなたがバイクに何を求めるか次第です。少しでも力強い走りを求めるなら初期型、価格を抑えつつアメリカンらしい雰囲気を楽しみたいなら後期型、という選択になるでしょう。
どちらの年式を選ぶにせよ、チェックすべきポイントは共通です。メッキパーツの錆、エンジンからのオイル滲み、走行距離だけでなく、タイヤやチェーン、スプロケットといった消耗品の状態もしっかり確認しましょう。信頼できるバイクショップで、整備記録が残っている車両を選べるとより安心です。
結局、維持費はどれくらいかかるのか?
ここまで様々な欠点を挙げてきましたが、エリミネーター125にはそれらを補って余りある大きなメリットがあります。それは、圧倒的な「維持費の安さ」です。
まず、125cc以下のバイク(原付二種)なので、年間の軽自動車税はわずか2,400円です。そして、何より大きいのが任意保険です。もしあなたが自動車保険に加入していれば、「ファミリーバイク特約」を付帯することで、年間数千円から一万円程度の追加負担で対人・対物無制限の保険に加入できます。これは250ccクラスのバイクと比べると、年間で数万円単位の差になります。
燃費も良好で、乗り方にもよりますがリッターあたり30km~40kmは期待できます。お財布に優しいガソリン代も魅力の一つです。オイル交換などの基本的なメンテナンス費用も、250cc以上のバイクに比べて安価に済みます。購入後のランニングコストを低く抑えたい、という方にとって、エリミネーター125は非常に賢い選択肢と言えるでしょう。

総括:エリミネーター125の欠点を理解し賢く選ぼう
今回は、カワサキ エリミネーター125が抱える様々な欠点について、詳しく掘り下げてきました。

- エリミネーター125の最大の欠点はパワー不足との評価が多い
- パワー不足を語るには初期型(13馬力)と後期型(7.3馬力)の違いの理解が必須
- 後期型は排出ガス規制で大幅にパワーダウンしている
- 坂道や二人乗りでは特に後期型の非力さが顕著になる
- 最高速は初期型で100km/h弱、後期型で80km/h前後が目安
- 本来は法定速度内でゆったり走るのが魅力のバイクである
- ブレーキの効きは車重に対して甘めとの評価が多い
- 安全運転にはフロント・リア・エンジンブレーキの併用が不可欠
- アメリカン特有のおおらかなハンドリングで、俊敏な走りは苦手
- 純正タイヤはグリップ力に不安の声もあり、交換で安心感が向上する
- 足を投げ出すポジションは長距離だと腰に負担がかかりやすい
- メッキパーツは錆びやすく、輝きを維持するにはこまめな手入れが必要
- 経年劣化によるオイル滲みの可能性はあるため中古車は要チェック
- 専用カスタムパーツは非常に少なく、特にマフラーの選択肢はほぼ無い
- 中古車価格は人気の高い初期型の方が高騰する傾向にある
- 中古車選びでは年式と馬力の確認が最も重要
- 軽自動車税は年間2,400円と安価である
- ファミリーバイク特約が使えれば任意保険も格安に抑えられる
- 維持費の安さはエリミネーター125の最大のメリットである
- 欠点を理解し、自分のスタイルに合えば最高の相棒になりうる
最後に
今回は、カワサキ エリミネーター125が抱える欠点について、走行性能から維持に関わる部分まで、さまざまな角度から詳しく解説しました。パワー不足や錆びやすい点など、確かにいくつかの注意点は存在します。しかし、それらを理解し、許容できるのであれば、125ccならではの維持費の安さと、唯一無二のアメリカンスタイルという大きな魅力を享受できるバイクです。
エリミネーター125のような、少し古い中古バイクの購入に興味を持たれた方は、中古バイク全般の選び方のポイントを解説した以下の記事もきっと参考になるはずです。ぜひ併せてご覧ください。