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W800サイドバッグおすすめ10選!マフラー熱対策と選び方

旅に出たくなるW800とサイドバッグの風景 夕暮れの海岸沿いに停車する、本革サイドバッグを装着したカワサキW800

image: bikerbikest.com

W800というバイクは、その造形美だけで白飯が食えるほど魅力的なマシンですよね。でも、いざロングツーリングに出かけようとすると、積載スペースの少なさに頭を抱えるライダーも多いのではないでしょうか。お土産を買いたいし、急な雨に備えてレインウェアも常備したい。そうなると、サイドバッグの導入が真っ先に選択肢に上がります。

ただ、W800には特有の悩みがあります。左右に美しく伸びた2本出しマフラーの熱対策や、2019年式以降の新型フレームへの適合、さらにはメグロK3との共通パーツの問題など、調べれば調べるほど不安になるかもしれません。本革の質感を優先するか、それとも実用的な防水ナイロンを選ぶか。取り付け方法や17mmレンチなどの工具の準備、容量目安の判断など、初心者の方ならなおさら迷うポイントが多いはずです。

今回は、そんな悩みをエンジニア視点で論理的に解決していきたいと思います。キジマやデイトナといった定番のバッグサポート選びから、タンデムやヘルメットロックへの干渉対策まで、あなたのW800を「旅仕様」にアップデートするための情報を詳しくまとめました。この記事を読み終える頃には、自信を持って最適なバッグを選べるようになっているはずですよ。ここ、長く付き合う相棒だからこそ、しっかりこだわりたいポイントですよね。

この記事を読むと分かること

  • W800の年式別適合と失敗しないサポート選びの基準
  • 2本出しマフラーの熱害を物理的に回避する「8cmの法則」
  • 本革とナイロン素材の運用コストとスタイルの徹底比較
  • 初心者でもガレージ作業で完結できる取付ガイド

W800にサイドバッグを付けたいけれど、スタイルを崩したくないし、マフラーの熱でバッグが焦げるのも怖い。そんな疑問を抱えていませんか?この記事を読むことで、あなたの愛車にベストマッチするバッグと、安全な積載方法がすべて明確になります。結論から言うと、年式に合ったステーを選び、熱対策のルールさえ守れば、W800の積載は劇的に、そして美しく改善できますよ。

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W800サイドバッグおすすめの選び方と熱対策

W800サイドバッグおすすめの選び方と熱対策 W800の背面から見た、2本出しマフラーとサイドバッグの適切なクリアランス

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W800にサイドバッグを装着する前に、まずは基本となる選び方と、この車種ならではの注意点を確認しておきましょう。適合ミスや熱害によるトラブルを未然に防ぐことが、長くバイクライフを楽しむための近道です。

2019年以降の年式による適合の注意点

2019年以降の年式による適合の注意点 新型W800のリアサスペンション付近とバッグサポート取り付け部のアップ

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W800のオーナーにとって、最も慎重にならなければならないのが、2019年に行われた大規模なモデルチェンジです。このタイミングでフレームそのものが新設計となり、それに伴って外装パーツやアクセサリーの固定ポイントが大幅に変更されました。実は、見た目はそっくりでも「旧W800(EJ800A)」と「現行W800(EJ800B/E等)」では、バッグサポートを固定するためのボルトピッチや、シートレールとフェンダーの隙間の寸法が全く異なるんです。

これを勘違いして、中古市場で安く出回っている旧型用のステーを「同じW800だから付くだろう」と買ってしまうと、いざガレージで作業を始めた時に『あれ?穴の位置が数センチ合わない……』という絶望を味わうことになります。特に2019年式以降の現行モデルは、リアサスペンションの取り付け部付近の形状がタイトになっており、専用設計のステーでなければ物理的に干渉してしまいます。もし、兄弟車のメグロK3に乗っているなら、ベース車は現行W800と同じなので新型用を選べばOKです。

年式を間違えないためのチェックポイント

自分の愛車がどちらの世代に属するかは、車検証の「車台番号」や「型式」を確認するのが一番確実です。2019年以降のモデルであれば、ETC 2.0が標準装備されているなどの特徴もあります。ネットショップで購入する際は、適合欄に「2019年以降対応」や「新型対応」という文言があるかを、穴が開くほど確認しましょうね。ここを間違えると、ステーの買い直しという手痛い出費(授業料)を払うことになりますから。(出典:BikesBros「カワサキ W800」)

momo
エンジニアの端くれとして言わせてもらうと、物理的な寸法違いはどう頑張っても「気合」では解決できないんだよね。

本革とナイロン素材のメリットとデメリット

素材選びはキャラクターを左右する最大の分岐点と言っても過言ではありません。大きく分けると「本革(レザー)」と「ナイロン・合成皮革(合皮)」の2大勢力に分かれます。まず、W800のような正統派クラシックバイクに最高の相性を見せるのが本革です。使い込むほどに日焼けし、オイルを吸って深みを増していくエイジングは、まさに「一生モノ」の相棒にふさわしい風格を与えてくれます。ただし、本革は生身の素材ですから、雨に濡れればシミになりますし、放っておけばカビが生えることもあります。オイルアップという「儀式」を楽しめるかどうかが、選ぶ際のリトマス試験紙になりますね。

一方で、現代のツーリングシーンで圧倒的な支持を得ているのがナイロンや合成皮革です。特に最近の合皮は技術が進歩していて、パッと見では本革と見紛うほどの質感を実現しています。最大のメリットは、何と言っても「全天候型」であること。突然の豪雨に見舞われても、表面をサッと拭くだけで手入れが完了しますし、防水インナーを備えたモデルならレインカバーすら不要な場合もあります。価格も本革の半分以下で済むことが多く、予算を抑えて別のカスタムに回したい方にも賢い選択です。ここで、それぞれの特性をエンジニア視点で比較表にまとめてみました。

比較項目 本革(牛革など) 合成皮革・ナイロン
W800との親和性 最高(工芸品のような趣) 良好(カジュアルな旅感)
メンテナンス頻度 月に1回のオイルケア推奨 汚れた時だけでOK
耐候性(雨・泥) 低い(水濡れ厳禁) 高い(防水モデルも豊富)
初期コスト(目安) 40,000円〜70,000円 10,000円〜25,000円

正直なところ、私も最初は「W800なら本革一択でしょ!」と思っていましたが、週末の天候に左右されずガシガシ走るスタイルなら、ナイロン製の実用性に軍配が上がることもあります。自分のライフスタイルが「盆栽(眺める楽しみ)」寄りか、「実走(走る楽しみ)」寄りかを、一度冷静に見極めてみるのがいいかもしれませんね。

左右2本出しマフラーの熱からバッグを守る

左右2本出しマフラーの熱からバッグを守る マフラーの熱を避けるために適切な高さに固定されたサイドバッグ

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W800の最も美しいパーツの一つである「左右2本出しマフラー」。しかし、サイドバッグを装着するエンジニアリングの観点から見ると、これは非常に厄介な「熱源」となります。特にアイドリング中や渋滞路では、エキパイからマフラーエンドにかけてかなりの輻射熱が発生します。もし、バッグの底面がマフラーに近すぎたり、走行風で煽られてマフラーに接触したりすると、化学繊維のバッグは数分で溶け始め、本革バッグであっても革が硬化して取り返しのつかないダメージ(焼け)を負うことになります。これ、せっかく買った高価なバッグが台無しになる瞬間なので、本当に注意が必要なんですよ。

バッグを装着した状態で、マフラーとの間には「最低でも8cm以上」の空気層を確保してください。これはバイク用品メーカーのデグナーなども推奨している、焼損回避の黄金律です。

特にW800の場合、左側は荷掛けフックやステーで比較的余裕がありますが、右側はマフラーの角度や位置によってクリアランスが厳しくなりがちです。対策としては、右側だけワンサイズ小さいバッグを選んだり、バッグの底面が斜めにカットされた「スラント形状」のモデルを採用するのがスマートです。また、どうしても距離が確保できない場合には、マフラーガードを自作したり、バッグ側に耐熱シートを貼り付けるといった「熱の防護壁」を作る工夫も検討しましょう。走行直後にバッグの底を触ってみて、お風呂の温度より熱くなっているようなら、配置を再検討する必要があるかもしれませんね。(出典:株式会社デグナー「W800にサイドバッグを取り付け」)

安全な積載に必須なバッグサポートの役割

サイドバッグを検討しているライダーの中に「ステーを付けると車体が重くなるし、見た目もスッキリさせたいから、ベルトでシートに吊るすだけでいいかな?」と考えている人はいませんか。もしそうなら、今すぐその考えはガレージの隅に置いてきてください。サイドバッグサポート(ステー)は、単なる固定用パーツではなく、あなたの命を守る「安全装置」だからです。これがないと、走行中にバッグが内側(タイヤ側)に吸い寄せられ、スプロケットやチェーン、最悪の場合はスポークに巻き込まれてリアタイヤがロックするという、致命的な事故を引き起こすリスクがあるんです。

W800はクラシカルなスポークホイールを採用しているため、バッグの紐一本が入り込むだけでも大きなトラブルに直結します。サポートを装着することで、バッグを「面」で支え、ホイールとの物理的な距離を確実に維持できるわけです。また、W800専用として販売されているキジマやデイトナのサポートは、車体側のボルト2〜3点でガッチリ固定する構造になっており、荷物が満載の状態でもバッグのバタつきを最小限に抑えてくれます。ステーの色選びも重要で、ブラックを選べばフレームに溶け込んで存在感を消せますし、クロームメッキを選べばW800の純正パーツのような輝きを維持できます。安全性を確保した上で、いかにスタイルに馴染ませるか。ここが大人のライダーの腕の見せ所ですね。

宿泊数に合わせた最適な容量の目安

「大は小を兼ねる」と言いますが、サイドバッグに関してはそうとも言い切れません。W800というスリムな車体にあまりに巨大なバッグを左右に張り出させると、ハンドリングが重くなるだけでなく、すり抜けや駐輪時の取り回しに苦労することになります。エンジニア的な視点で見れば、必要最小限の容積で最大限のパッキング効率を求めるのが最も効率的です。一般的に、日帰りツーリングがメインであれば、片側10L〜12L程度の容量があれば十分です。これならレインウェア、車載工具、予備のグローブ、そして道中で買ったお土産のキーホルダーくらいは余裕で収まります。

  • 日帰り(10L〜12L):装備を最小限にし、W800の軽快さを損なわないサイズ。
  • 1泊〜2泊(15L〜20L):着替えや洗面用具を含め、片側だけで完結できるボリューム。
  • 長期・キャンプ(20L以上+シートバッグ):サイドバッグを重量物(工具・自炊道具)専用にし、寝具などはシートバッグへ。

W800の美しいシルエットを保ちつつ積載を増やすなら、まずは「左側のみ」に15L程度のバッグを配置するスタイルが非常にバランスが良いですよ。もしそれでも足りなくなったら、反対側に小型のポーチを追加するか、シートバッグと併用する形で拡張していくのが失敗しないコツかなと思います。荷物を積みすぎてサスペンションが底付きしたり、ヘッドライトの光軸が上がってしまうほど過積載にならないよう、自分のバイクの「キャパシティ」を正しく把握しておきましょうね。

W800のサイドバッグおすすめ10選と取付手順

W800のサイドバッグおすすめ10選と取付手順 ガレージでW800にサイドバッグステーを取り付けるDIYメンテナンスシーン

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ここからは、具体的にW800に似合うおすすめのアイテムと、自分で取り付けるための実践的なガイドをお届けします。製品選びから実際の作業まで、一気に進めていきましょう。

定番デグナーや防水仕様のヘンリービギンズ

定番デグナーや防水仕様のヘンリービギンズ W800に装着されたミリタリー調のオリーブグリーン防水サイドバッグ

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W800に装着するサイドバッグとして、真っ先に候補に挙がる「2大巨頭」といえば、デグナーとヘンリービギンズですよね。まず、デグナー(DEGNER)の「NB-100」は、もはやW800オーナーの制服と言っても過言ではないほどの定番モデル。ナイロンと合成皮革を巧みに組み合わせ、クラシックな外観と扱いやすさを両立させた傑作。特にエンジニア視点で嬉しいのが、フラップの開閉がワンタッチ金具で、グローブをしたままでも操作しやすい点。さらに、17Lという絶妙な容量は、一泊ツーリングの荷物+αを飲み込んでくれるので、非常に頼りがいがありますね。

対するヘンリービギンズ(デイトナ)は、より「実用とタフネス」を追求したブランドです。特におすすめなのが、ターポリン素材を用いた防水サドルバッグMILシリーズ。こちらは縫い目のないウェルダー加工が施されており、突然の豪雨に見舞われてもレインカバーを被せる暇さえあれば……いや、被せなくても中身が濡れないほどの鉄壁の防水性を誇ります。W800の美しさを際立たせるならデグナー、キャンプツーリングや全天候での走行を前提とするならヘンリービギンズ、といった具合に、自分の旅のスタイルに合わせて選ぶのが正解かなと思います。どちらのメーカーも、W800特有の低いマフラー位置を考慮した設計のモデルを多数ラインナップしているので、安心感が違いますよ。

迷ったら、まずはデグナーの「NB-100」をチェックしてみてください。W800の車格に驚くほどマッチします。

(出典:株式会社デグナー「ナイロンサドルバッグ」公式ページ)

momo
私も最初はデザインだけで選ぼうとしましたが、最終的にはこの2社の信頼性に辿り着きましたね。

コスパ重視派に人気の合成皮革バッグ

「サイドバッグには興味があるけれど、最初から3万円も4万円も出すのはちょっと勇気がいる……」という方も多いはず。そんな時に強い味方になってくれるのが、ケミモト(KEMIMOTO)やアンブート(AMBOOT)といった、コストパフォーマンスに優れた合成皮革(PVCレザー)バッグです。最近のこれらの製品、実はバカにできないクオリティなんですよ。1万円前後という価格設定ながら、質感は本革に肉薄していますし、内部に型崩れ防止のパネルが入っていたりと、ユーザーの悩みをよく研究しているなと感じます。

特に合成皮革は、本革と違って「雨に濡れても放置できる(拭くだけでいい)」という圧倒的なメリットがあります。週末しかバイクに乗れないサラリーマンライダーにとって、帰宅後のメンテナンス時間は貴重ですから、この手軽さは大きな魅力ですよね。ただし、注意点としては、安価なモデルは汎用性が高すぎるがゆえに、W800に装着した際にマフラーやサスペンションと干渉しやすい場合があります。取り付けベルトの長さを微調整したり、市販の結束バンドを使ってサポートステーにしっかり固定するなど、エンジニアリング的な「ひと工夫」を加えることで、高級モデルに負けない使い勝手を実現できますよ。浮いたお金で、もう一泊遠くへツーリングに行くというのも、非常に合理的なバイクライフの楽しみ方かなと思います。

雰囲気を壊さない右側用ステーの選び方

W800のアイデンティティである2本出しマフラー。積載を増やすために右側にもバッグを付けたい場合、左側以上にステー選びが重要になります。左側はヘルメットロックや荷掛けフックがあるのでイメージしやすいのですが、右側はマフラーの張り出しと、バッグを外した時の「スカスカ感」が気になりがち。ここで私が強く推したいのが、キジマ製の右側用サポートです。車種専用設計のこれらのステーは、W800の車体構造を熟知した設計になっており、適切なクリアランスを維持しつつ確実に固定できます。

右側ステーを選ぶ際のエンジニア的なチェック項目は、ズバリ「マフラーとの距離を物理的に稼げるか」です。W800は右側マフラーの上にブレーキオイルのリザーバータンクやリアマスターシリンダーが配置されているため、ステーの固定ポイントが意外とシビア。粗悪な汎用品だと、重い荷物を載せた時にステー自体がしなってマフラーに接触することもあります。その点、車種専用設計のステーであれば、適切なクリアランスを維持しつつ、車体のフレーム強度を活かしてガッチリ固定できます。見た目のクラシカルさを維持しつつ、実用性を担保する。このバランスを極めるのが、W800カスタムの醍醐味ですね。右側も揃えることで、左右の重量バランスが均等になり、ハンドリングへの悪影響も最小限に抑えられますよ。

yuka
バッグを外した時の「ステーの美しさ」までこだわるのが、大人ライダーの嗜みってやつかな。

初心者でも安心な自分で取り付ける手順

「バッグサポートの取り付けなんて自分にできるかな?」と不安に思っている方も、手順さえ理解すれば大丈夫です。W800のステー取り付けは、基本的には「リアサスペンションのボルト」と「リアフェンダーの固定ボルト」の2点、あるいは3点で共締めする構造が一般的。まず、シートを外すことから始まります。現行モデルの場合、シート下にETC車載器が載った黒い樹脂製のトレーがあるのですが、これがボルトへのアクセスを邪魔していることがあるんです。8mmの六角レンチを使ってこのトレーを少しずらしてあげるのが、作業をスムーズに進めるコツですね。

次に、フェンダー側のボルトを外していきます。ここで最大の注意点。フェンダーを固定しているボルトをすべて抜くと、フェンダーが重力でタイヤ側にガクンと落ちてしまいます。この時、ブレーキランプやウインカーの配線を引っ張ってしまい、断線させてしまうトラブルが初心者には非常に多いんですよ。タイヤとフェンダーの間に厚手のウエスを丸めて挟むか、段ボールなどを突っ込んで「支え」を作っておきましょう。フェンダーが落ちないように固定できたら、バッグサポートの穴をボルト穴に合わせて差し込み、仮止めをしていきます。一気に締めず、すべてのボルトが手でスムーズに回ることを確認してから、最後に本締めを行うのが、ネジ山を傷めないエンジニアの作法です。

作業時に役立つ必要な工具と注意点

作業時に役立つ必要な工具と注意点 17mmのメガネレンチを使ってW800のサスボルトを締める手のアップ

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W800のサイドバッグ取り付けにおいて、唯一にして最大の難関は、リアサスペンションの上部を固定しているボルトの緩め作業です。ここ、ボルト径が17mmと大きく、かつ工場での組み立て時にかなりの高トルクで締め付けられています。さらに走行による振動や熱で固着していることも多く、車載工具の貧弱なスパナで挑むと、ほぼ確実にボルトの頭(角)を舐めてしまい、取り返しのつかないことになります。ここはケチらずに、しっかりとした品質の17mmメガネレンチ、あるいはロングタイプのスピンナハンドルとソケットを用意してください。工具の柄が長ければ長いほど、テコの原理で小さな力でも安全に緩めることができます。

【推奨工具リスト】
・17mm メガネレンチ(サスボルト用)
・10mm / 12mm ソケットレンチ(フェンダー用)
・8mm 六角レンチ(ETCトレー用)
・パーツクリーナー(ネジ山清掃用)

また、ボルトを締め直す際は、できれば「トルクレンチ」を使用して規定トルクで締めるのが理想的です。サスペンションはバイクの挙動を支える重要保安部品ですから。締めすぎはボルトの破断を招き、緩すぎれば脱落の危険があります。自分で作業を行うことは、愛車の状態を深く知る素晴らしい機会ですが、その分「自己責任」という重みもあります。もし少しでも不安を感じたり、ボルトが全く動かないようなら、無理をせず馴染みのショップに持ち込むのも、プロフェッショナルな判断と言えますよ。安全こそが、最高のカスタムですからね。(出典:カワサキモータースジャパン「オーナーズマニュアル」)

シート脱着やヘルメットロックへの影響

サイドバッグを無事に取り付けられたとしても、そこで終わりではありません。実際に使ってみて初めて気づく「不便」についても対策しておきましょう。まず、バッグの取り付けベルトをシート下のフレームに通すタイプの場合、ベルトの厚み分だけシートの受けゴムが浮いてしまい、シートロックがかかりにくくなることがあります。W800のシートは前方から差し込んで後方を押し込むタイプですが、ベルトがラッチの邪魔をしていないか、配線を噛んでいないかを必ず確認してください。ロックが不完全だと、走行中にシートがズレて非常に危険です。カチッと音がするまで、上から体重をかけてしっかり押し込む癖をつけましょうね。

そして、もう一つの悩みの種がヘルメットロック。W800の純正ヘルメットロックは左側のサスペンション付近にありますが、ここにバッグが付くと完全に隠れてしまいます。休憩のたびにバッグをめくって鍵を回すのは苦行でしかありません。これを解決するには、ハンドルバーやタンデムステップ付近に移設できるキットを使うか、カラビナ型のワイヤーロックを併用するのが現実的です。エンジニア的には、利便性を損なってまで積載を増やすのは「設計ミス」に近いと考えています(笑)。バッグを付けた後でも、日常の操作がストレスなく行えるよう、自分なりの工夫を凝らしてみる。それもまた、W800という趣味の乗り物と向き合う楽しさの一つかもしれません。

ヘルメットロックが使えなくなった時は焦ったけど、ワイヤーロックで解決したよ!
tomo

総括:W800のサイドバッグおすすめ情報の総括

W800という素晴らしいバイクを、より深く、より遠くへと楽しむためのサイドバッグ選び。適合や熱対策、取り付けのコツまで網羅してきましたが、いかがでしたでしょうか。道具を揃え、自分の手で愛車を旅仕様に仕立て上げる時間は、走っている時と同じくらい豊かなものです。

momo
最後に、今回の記事内容のポイントをまとめます。
  • 2019年を境にフレーム形状が変わるため年式適合の確認が最優先
  • 本革は風格とエイジングが魅力だが定期的なオイル手入れが必須
  • ナイロンや合皮は雨に強く手入れ不要で初心者にも扱いやすい
  • マフラーとの隙間は8cm以上確保しないとバッグが溶ける危険あり
  • バッグサポートはタイヤへの巻き込み事故を防ぐために絶対必要
  • キジマやデイトナは信頼性が高く専用設計のステーを提供
  • 取り付けは2点以上の共締めが基本で17mmレンチが必須工具
  • サスペンションのボルトは非常に硬いため高品質な工具で挑む
  • フェンダー取り外し時は配線を守るためにタイヤとの間に支えを置く
  • シート下にベルトを通す際はロックの掛かりと配線噛みに注意
  • ヘルメットロックが隠れる問題には移設やワイヤーロックで対応
  • 日帰りなら片側10Lから12L程度あれば積載量としては十分
  • 右側にも装着する場合はマフラー干渉を避けるスラント形状が有効
  • バッグ下部の紐はサポートに確実に結ぶことで走行中のバタつきを防ぐ
  • 積載力向上によりお土産選びや急な天候変化への対応が楽になる

最後に

今回は、W800に最適なサイドバッグの選び方と、安全に取り付けるための熱対策について詳しく解説しました。

W800は2019年を境にフレーム形状が異なるため、年式に合ったバッグサポート(ステー)を選ぶことが何より重要だと分かりましたね。また、2本出しマフラーの熱からバッグを守る「8cmの法則」や、タイヤへの巻き込みを防ぐステーの必要性など、エンジニア視点での安全対策も非常に大切なポイントです。

お気に入りのサイドバッグを装着して積載の不安がなくなったら、次は愛車を最高のコンディションで長く維持するための「メンテナンス」にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

以下の記事では、W800を一生モノの相棒にするための整備のコツを詳しく紹介しています。せっかく綺麗に取り付けたカスタムパーツやバッグも、車体そのものが調子良くあってこそ映えるものですからね。

-カワサキ, バイク一般知識