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CB400SBの年式ごとの違いを解説!あなたの相棒を見つける

CB400SBの年式ごとの違い

image: bikerbikest.com

中古市場で不動の人気を誇るホンダの名車、CB400 SUPER BOL D'OR(スーパーボルドール)。「いつかは自分もオーナーになりたい」と憧れている方も多いのではないでしょうか。しかし、約17年という長い歴史を持つがゆえに、「年式によって何が違うの?」「どのモデルを選べば後悔しない?」といった疑問に突き当たることも少なくありません。この記事では、そんなあなたのためにCB400SBの年式ごとの違いを解説し、最高のあなたの相棒を見つけるためのお手伝いをします。

私自身、多くのバイクを乗り継いできた中で、CB400SBが持つ卓越したバランスの良さには常に一目置いてきました。だからこそ、これから相棒探しを始めるあなたには、スペックの数字だけでは分からない各世代の「個性」と「価値」を深く知った上で、心から納得できる一台を選んでほしいのです。

この記事を読むと分かること

  • CB400SBが辿った4世代の進化の歴史
  • VTEC Spec IIIとRevoの決定的な違い
  • あなたの予算や目的に合ったおすすめの年式
  • 安全装備や快適装備の年式ごとの有無

キャブかFIか、ABSは付いているのか、どの装備を重視するべきか。数ある選択肢の中から、あなたにとって「これしかない」と思える運命の一台を、一緒に見つけていきましょう。


CB400SBの年式ごとの違いを解説!4世代の進化の軌跡

CB400SBの年式ごとの違い

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2005年の登場から2022年の生産終了まで、約17年にわたって熟成を重ねてきたCB400SB。その歴史は、単なるマイナーチェンジの繰り返しではありませんでした。CB400SBがどのように進化してきたのか、その輝かしい軌跡を大きく4つの世代に分けて詳しく見ていきましょう。

第1世代「NC39」キャブ熟成期 (2005~2007年)

CB400SBの年式ごとの違い

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CB400SBの物語は、2005年3月に市場投入されたこのNC39型から始まります。このモデルは、今となっては貴重なキャブレターを燃料供給装置に採用した最後の世代であり、そのアナログなフィーリングを愛するファンから根強い人気を誇ります。

心臓部には、すでに定評のあった水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンと、「HYPER VTEC Spec III」を搭載。このVTECはエンジン回転数に応じて作動バルブ数を2バルブから4バルブへ切り替える純粋な機械式システムで、通常は6,300rpmで作動します。しかし、ホンダがこのバイクを長距離ツアラーとして位置づけていたことは、その細やかなセッティングからも伺えます。高速道路での巡航を想定し、6速ギアに入っている時に限り、VTECの作動ポイントが6,750rpmへと引き上げられていたのです。これにより、不要なVTECの作動を抑え、より快適なクルージングを実現していました。

デザイン面では、フラッグシップモデルCB1300SBと同時開発されたフレームマウント式のハーフカウルが最大の特徴。高速走行時の優れた防風性能を発揮しながらも、ハンドル周りの軽快さを損なわない設計は見事です。アナログならではのダイレクトなスロットルレスポンスと、定期的なメンテナンスすら愛おしく思える機械との対話。NC39は、デジタル化される以前の「バイクらしさ」が詰まった、まさに熟成の域に達した一台と言えるでしょう。

momo
キャブレターのバイクって、なんだかロマンがあるよね。手間がかかる分、愛着も湧きそう!

第2世代「NC42前期」FI革命期 (2008~2013年)

2008年、CB400シリーズは歴史的な転換点を迎えます。年々厳しくなる排出ガス規制に対応するため、従来のキャブレター方式に別れを告げ、電子制御燃料噴射装置「PGM-FI」を全面的に採用したNC42型へと進化したのです。

このFI化は、単に環境性能を高めただけではありませんでした。燃費の向上、寒い朝でも一発で始動する快適さ、そしてメンテナンスの簡素化といった、現代のバイクに求められる多くのメリットをもたらしました。そして、このFI化の恩恵を最大限に活かして生まれたのが、NC42の象徴とも言える新世代VTEC、「HYPER VTEC Revo」です。

この新しいVTECは、エンジン回転数だけでなく、スロットルがどれだけ開けられているかも検知するようになりました。これにより、ただエンジンを回しているだけではVTECは作動せず、ライダーが「加速したい」という意思を持ってスロットルを大きく開けた時に初めて4バルブに切り替わる、というインテリジェントな制御を実現しました。これは、高性能なECU(エンジン・コントロール・ユニット)を搭載したFI車だからこそ可能になった革命的な進化でした。

外観上の識別点としては、エンジンの冷却フィンが廃され、シルバーに塗装されている点が挙げられます。フレーム剛性も見直されるなど、走りも着実に進化。CB400SBが現代的なバイクへと生まれ変わった、まさに革命の時代と言えるでしょう。

第3世代「NC42中期」装備近代化期 (2014~2017年)

前期型でFI化という大きな変革を遂げたNC42は、2014年のモデルチェンジで、よりライダーに寄り添う「熟成」のフェーズへと入ります。中期モデルのキーワードは、ずばり「装備の近代化」。パワートレインの基本はそのままに、ユーザーが日常的に触れる部分の質感が大幅に向上しました。

最も大きな変化は、灯火類です。CB400SBはシリーズに先駆けてLEDヘッドライトを標準装備。夜間の視認性が格段に向上しただけでなく、キリっとした現代的なフロントフェイスを手に入れました。テールランプもクリアレンズ仕様となり、洗練された印象を高めています。

足回りでは、従来の3本スポークから、軽快でスタイリッシュな10本スポークのアルミダイキャストホイールへと変更。そして、多くのライダーが待ち望んでいたであろうギアポジションインジケーターと燃費表示機能を持つ多機能メーターが、ついに採用されました。これにより、ツーリング時の利便性が飛躍的に向上しています。

さらに、ETC車載器とスポーツグリップヒーターを標準装備した上級グレード「E Package」が設定されたのもこの中期モデルから。まさに至れり尽くせりの装備で、CB400SBのツアラーとしての魅力を決定的なものにしました。中古車市場でも非常に人気の高い、バランスの取れた世代です。

ギアポジション表示は本当にありがたい!高速道路で「幻の7速」を探さなくて済むね(笑)
tomo

第4世代「NC42後期」性能の頂点期 (2018~2022年)

CB400SBの年式ごとの違い

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CB400SBの長い歴史は、この後期モデルでついに頂点を迎えます。再び強化された平成28年排出ガス規制という大きな壁を、ホンダは単に乗り越えるだけでなく、さらなる進化の好機へと転換させました。

最大のトピックは、シリーズ史上最高となる56PSへのパワーアップです。これは従来モデルから3PSの向上であり、スロットルボディの改良と、新設計された小型の2室構造マフラーによって達成されました。この新マフラーは、ただパワフルなだけでなく、直列4気筒エンジンらしい高回転域まで突き抜けるような、官能的なサウンドを奏でるよう徹底的にチューニングされています。

装備面も、まさに「全部入り」と言える豪華仕様になりました。これまでオプション設定だったABSが全車に標準装備となり、安全性も万全に。さらに、中期モデルでは「E Package」として設定されていたスポーツグリップヒーターと、より高機能なETC2.0車載器までもが標準装備となったのです。

2022年10月の生産終了まで販売されたこの最終進化形は、CB400SBの歴史上、最もパワフルで、最も安全で、最も快適な、まさに究極の完成形。日本の400ccクラスが誇る傑作の、有終の美を飾るにふさわしい集大成と言えるでしょう。

VTEC Revoは画期的!Spec IIIとの決定的な差

CB400シリーズの代名詞でもある「VTEC」。その進化は、CB400SBのキャラクターを語る上で欠かせない要素です。NC39に搭載された「HYPER VTEC Spec III」と、NC42に搭載された「HYPER VTEC Revo」。この2つには、一体どのような違いがあるのでしょうか。

まず、NC39のSpec IIIは、純粋にエンジン回転数のみを基準に作動する機械的なシステムです。決められた回転数(通常6,300rpm)に達すれば、ライダーの意思とは関係なく4バルブへと切り替わります。これはこれで分かりやすく、VTECゾーンに入った時の「カチッ」と切り替わる感覚がダイレクトに伝わってくる魅力があります。

一方、NC42のRevoは、FI化によって搭載されたECUを活用し、エンジン回転数に加えて「スロットルがどれだけ開けられているか」という情報も判断基準に加えています。これが何を意味するかというと、例えば高速道路を6速でゆったりクルージングしている時、エンジン回転数がVTECの作動域に入っていても、スロットル開度が小さければ2バルブのまま静かに走行を続けます。そして、そこから追い越しのためにグイっとスロットルを開けた瞬間に、ECUが「加速したいんだな」と判断し、瞬時に4バルブへ切り替えてくれるのです。

つまり、Spec IIIが「バイクの都合」で切り替わるのに対し、Revoは「ライダーの意思」を汲み取って作動する、より賢く、より人馬一体感のあるシステムへと進化したのです。このフィーリングの違いは、CB400SBの年式を選ぶ上で非常に大きなポイントとなります。

yuka
なるほど!Revoは僕の気持ちを分かってくれるのか。それは面白そうだ!

外観から年式を見分ける3つのチェックポイント

中古車販売店などでCB400SBを目の前にした時、「これって大体何年式くらいだろう?」と疑問に思うことがありますよね。専門的な知識がなくても、いくつかのポイントを押さえるだけで、おおよその世代を簡単に見分けることができます。

特に分かりやすい3つのチェックポイントをご紹介します。

  • ポイント1:ホイールのデザイン
    最も簡単で確実な見分け方です。ホイールが3本スポークなら2013年以前のモデル、10本スポークなら2014年以降のモデルと判断できます。
  • ポイント2:ヘッドライトの種類
    フロントマスクを見れば一目瞭然です。ヘッドライトが昔ながらのハロゲンバルブ(黄色っぽい光)なら2013年以前、プロジェクタータイプのLED(白く鋭い光)なら2014年以降のモデルです。
  • ポイント3:エンジンの色
    FI化されたNC42の中でも、前期型と中期以降を見分けるポイントになります。エンジンがシルバーに塗装されていれば、2008年~2013年の前期型である可能性が高いです。2014年以降はブラックやマットグレーが基本となります。

これらのポイントを組み合わせれば、例えば「10本スポークホイールでLEDヘッドライトだから、2014年以降の中期か後期だな」といったように、かなり正確に世代を絞り込むことができます。特にホイールのデザインは年式を分ける決定的な違いなので、最初にチェックするのがおすすめです。ぜひ、中古車選びの参考にしてみてください。

あなたの相棒はこれ!CB400SBの年式ごとの違いから賢い選び方を解説

CB400SBの年式ごとの違い

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CB400SBの進化の歴史がわかったところで、次はいよいよ実践編です。各世代が持つそれぞれの魅力を踏まえ、あなたの予算やバイクライフに本当にフィットする最高の「相棒」を見つけるための、具体的な選び方を解説していきます。


コスパ最強!60万円台から狙える前期NC42

「できるだけ予算を抑えたい、でもキャブ車は少し不安…」そんなあなたに最適なのが、2008年~2013年の前期NC42です。このモデル最大の魅力は、なんといってもコストパフォーマンスの高さにあります。

中古車市場では、走行距離や状態にもよりますが50万円台後半から70万円台で見つけることも可能で、FI化とHYPER VTEC RevoというCB400SBの根幹をなす現代的な技術の恩恵を、最も手頃な価格で享受することができます。始動性の良さやメンテナンスフリーといったFI車のメリットは、特に久しぶりにバイクに乗るリターンライダーの方にとって大きな安心材料になるでしょう。

基本的な走行性能は後期モデルと比べても遜色なく、「走る・曲がる・止まる」というバイク本来の楽しさを存分に味わうことができます。まずはこのモデルからCB400SBのバイクライフをスタートさせ、自分に必要な装備などを見極めていく、というのも賢い選択です。ただし、ABSはオプション設定だったため装着されている車両は少なめ。安全装備にこだわりたい場合は、根気強く探す必要があります。

バランス重視なら中期NC42がベストチョイス

CB400SBの年式ごとの違い

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「価格も重要だけど、やっぱり装備も充実させたい」という、最も多くのライダーのニーズに応えてくれるのが、2014年~2017年の中期NC42です。このモデルは、価格、性能、装備の三拍子が揃った、まさに「優等生」と呼ぶにふさわしい一台です。

中古車相場は80万円台から100万円前後と前期モデルよりは上がりますが、その価格差を納得させるだけの魅力が詰まっています。夜道を明るく照らすLEDヘッドライト、今や必須装備ともいえるギアポジションインジケーター、そして軽快なルックスの10本スポークホイール。これら現代的な装備がもたらす快適性と満足感は、ツーリングの楽しさを格段に引き上げてくれます。

特に、高速道路での巡航や峠道でのシフトチェンジの際に、メーターでギア段数を確認できる安心感は絶大です。また、ETCとグリップヒーターが標準の「E Package」を選べば、購入後すぐにでも快適なロングツーリングに出かけることができます。性能と価格、そして所有欲のバランスを最も高い次元で満たしてくれる、まさにベストチョイスと言えるでしょう。

momo
全部のバランスが良いって、一番選ぶのが難しいけど、一番後悔しない選択肢かもしれないね。

最高のCB400SBに乗りたいなら後期NC42

予算に糸目をつけず、とにかく最高のCB400SBを手に入れたい。そんな完璧主義者のあなたには、2018年~2022年の後期NC42以外に選択肢はありません。これは、ホンダが400cc直4エンジンの集大成として世に送り出した、究極の完成形です。

中古車価格は100万円を超えることがほとんどですが、その価値は十分にあります。歴代最強の56馬力エンジンがもたらすパワフルな加速と、官能的なエキゾーストノート。そして、今や安全運転に不可欠なABSが標準装備されている安心感。さらに、ETC2.0とグリップヒーターまでもが標準となり、まさに至れり尽くせりの一台に仕上がっています。

高年式モデルが中心となるため、走行距離が少なく、新車に近いコンディションの車両を見つけやすいのも大きなメリットです。「せっかく買うなら、最高の状態のものを長く乗りたい」と考える方にとっては、これ以上ない選択と言えるでしょう。CB400SBというバイクが到達した頂点を、心ゆくまで味わい尽くしてください。

機械と対話する楽しさ!あえて選ぶNC39という選択肢

効率や利便性だけがバイクの魅力じゃない。少し手間がかかっても、機械そのものと向き合いたい。そんな玄人好みのあなたには、2005年~2007年のNC39を強くおすすめします。

このモデルは、キャブレターを採用した最後のCB400SB。季節や気温によって少し機嫌が変わるエンジンをチョークを引いてなだめたり、スロットル操作にダイレクトに反応する鼓動感を感じたりと、FI車では味わえないアナログな「対話」を楽しむことができます。定期的なキャブレターの同調作業など、FI車に比べれば確かに手間はかかりますが、その過程すらもバイクライフの一部として愛せる方にとっては、最高の相棒となるでしょう。

HYPER VTEC Spec IIIの、特定の回転数でカチッと切り替わるメカニカルな作動感も魅力の一つ。中古車価格は比較的こなれていますが、年式が古いため、購入時にはエンジンの状態や車体の錆などをしっかりと見極める必要があります。信頼できる販売店で、状態の良い個体を見つけることができれば、現代のバイクにはない唯一無二の喜びを与えてくれるはずです。

手間がかかる子ほど可愛いって言うもんね。キャブ車、ちょっと憧れるなあ。
tomo

安全第一!ABS標準装備はいつから?

バイク選びにおいて、安全性は絶対に譲れないポイントですよね。特に急な雨や砂が浮いた路面など、万が一の状況でライダーを助けてくれるABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の有無は、中古車選びの重要な基準になります。

CB400SBにおけるABSの歴史を整理してみましょう。

  • 2008年~2017年(前期・中期NC42)オプション設定
    ABSはこの時代から設定されていましたが、あくまでオプションでした。そのため、中古車市場でABSが装着されている車両は、実はそれほど多くありません。
  • 2017年10月以降(後期NC42)CB400SBは全車に標準装備
    CB400SBは2017年10月発売モデルから、すべての車両にABSが標準装備されるようになりました。

結論として、安全性を最優先に考えるのであれば、2017年10月以降の後期モデルを選ぶのが最も確実な方法です。もちろん、前期や中期のモデルでもABS装着車は存在しますので、中古車情報サイトなどでABSの有無を条件にフィルタリングして探してみましょう。価格とのバランスを見ながら、安心できる一台を見つけてください。

ツーリングが快適になるEパッケージとは?

中古車情報を見ていると、「E Package」という言葉を目にすることがあるかもしれません。これは、2014年~2017年の中期モデルに設定されていた、快適装備が充実した上級グレードのことです。

具体的には、以下の2つの装備が工場出荷時から標準で装着されています。

  1. ETC車載器
  2. スポーツグリップヒーター

これらは、特にツーリング好きのライダーにとっては非常にありがたい装備です。ETCがあれば高速道路の料金所をスムーズに通過でき、グリップヒーターは寒い時期のツーリングで指先のかじかみを防いでくれます。もちろん後から取り付けることも可能ですが、そのためには数万円の費用と取り付けの手間がかかります。

「E Package」は、それらの手間や追加費用なしに、購入したその日から快適なツーリングが約束される、非常にお得なパッケージなのです。もしあなたが高速道路を使ったロングツーリングや、春先・秋口の少し肌寒い時期にも積極的に走りたいと考えているなら、中古車市場でこの「E Package」を探してみる価値は十分にありますよ。

yuka
最初から全部付いてるのは嬉しいね!後から付けると、配線とかも気になるし…。

生産終了記念カラーの価値と今後の相場

2022年、多くのファンに惜しまれながら生産終了となったCB400SB。その最終期には、鮮やかな「キャンディークロモスフィアレッド」など、記念すべき特別なカラーリングモデルが設定されました。

このカラーリングは、2018年に新色として追加されたもので、往年の名車を彷彿とさせる美しい赤を基調とし、燃料タンクやサイドカバーには爽やかなパールサンビームホワイトと精悍なブラックのラインが配されています。まさに、CB400シリーズの輝かしい歴史を物語るにふさわしい、格調高いカラーリングです。

すでに新車での入手は不可能となっており、中古車市場ではプレミア価格で取引されています。特に走行距離の少ない個体や、生産終了間際のモデルは希少価値が高く、今後もその価値が大きく下がることは考えにくく、コンディションの良い個体は「資産」としての価値を持つ可能性も秘めています。

純粋な走行性能を求めるなら通常カラーのモデルで十分ですが、「最後のCB400SB」というストーリーと希少性を重視する方にとっては、これ以上ない特別な相棒となることでしょう。

総括:CB400SBの年式ごとの違いを知り最高の相棒を見つける

ここまで、CB400SBの長い歴史と、世代ごとの特徴、そしてあなたに合った一台を見つけるための選び方を解説してきました。

momo
最後に、今回の記事内容のポイントをまとめます。

  • CB400SBは日本の400ccクラスを代表するハーフカウル付きモデルである
  • 初代NC39型(2005-2007年)はキャブレター仕様の最終進化形
  • NC39のVTEC Spec IIIはエンジン回転数のみでバルブ数を切り替える
  • 2008年からのNC42型は環境規制に対応するためFI(フューエルインジェクション)を採用
  • NC42のVTEC Revoは回転数とスロットル開度を検知し、より賢く作動する
  • NC42前期(2008-2013年)はFIとVTEC Revoの恩恵を最も手頃に受けられる
  • NC42中期(2014-2017年)からLEDヘッドライトと10本スポークホイールを装備
  • 中期モデルのメーターには待望のギアポジションインジケーターが追加された
  • ETCとグリップヒーター付きの「E Package」は中期モデルから設定開始
  • NC42後期(2018-2022年)は歴代最高の56馬力を発揮する最終進化形
  • 後期モデルのパワーアップには2室構造マフラーの採用が貢献している
  • 安全装備のABSは2017年10月からのCB400SBで全車標準装備となった
  • 後期モデルはETC2.0とグリップヒーターも標準で装備する
  • 日本の400cc直4エンジンの歴史と共に2022年10月をもって生産を終了した
  • キャンディークロモスフィアレッドなど特別なカラーリングモデルも設定された
  • コストパフォーマンスで選ぶなら前期NC42が有力候補
  • 装備の充実度と価格のバランスを求めるなら中期NC42が最適
  • 最高の性能と安心感を求めるなら後期NC42が究極の選択肢
  • キャブレター車ならではの機械との対話を楽しむならNC39も魅力的な選択

最後に

今回は、CB400SBの年式ごとの違いと、あなたに合ったモデルの選び方について詳しく解説しました。

NC39のアナログな魅力から、時代と共に熟成を重ねたNC42のインテリジェントな走りまで、それぞれの世代が持つ個性を知ることで、より深くCB400SBというバイクを理解いただけたのではないでしょうか。

この記事が、あなたの最高の「相棒」を見つけるための一助となれば幸いです。

また、CB400SBとよく比較されるネイキッドモデル「CB400SF」との違いに興味がある方は、こちらの記事もきっと参考になるはずです。ぜひ合わせてお読みください。

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