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GB350タイヤおすすめ6選|乗り味の違いと選び方

ワイディングロードの脇に停車しているホンダ GB350

image: bikerbikest.com

走行距離が15,000kmを超えたあたりで、ふとタイヤの溝を覗き込んで「そろそろかな……」と思い始める。GB350オーナーなら、誰もが通るその瞬間がやってきます。

けれど、いざ交換しようとすると「純正のままでいいのか、せっかくなら別のタイヤにしてみるべきか」という悩みに直面するんですよね。さらにGB350Sのオーナーになると、リアがラジアルタイヤという特殊な構造のせいで「そもそも何が履けるの?」という根本的な壁にぶつかることもあります。

実は、タイヤ交換はGB350の走りの性格をガラッと変えられる、最もコスパの高いカスタムです。純正から1本替えるだけで「まるで別のバイクになった」と感じるほどの変化が得られることも珍しくありません。

バイク歴24年、数々のバイクでタイヤ交換を繰り返してきた筆者が、GB350に最適な6つの銘柄を「乗り味の違い」と「どんな人に向いているか」という視点で徹底的に整理しました。

この記事を読むと分かること

  • GB350とGB350Sでタイヤの構造がどう違い、選び方がなぜ異なるのか
  • 6つの定番タイヤそれぞれの乗り味の特徴と向いている人
  • タイヤ交換にかかる費用の具体的な内訳と節約のコツ
  • 新品タイヤの慣らし運転や空気圧管理など交換後の注意点

自分の走り方とGB350の相性を最大限に引き出す「最適な1本」を、一緒に見つけていきましょう。

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GB350のタイヤ選び|おすすめ銘柄と乗り味の違い

明るいバイクショップのピットに並べられた、ダンロップ、ブリヂストン、ミシュランの新品バイク用タイヤとホンダ GB350

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GB350のタイヤを選ぶ前に知っておくべき基本|サイズと構造の違い

GB350のタイヤ選びで最初にやるべきことは、意外にもタイヤを選ぶことではありません。自分が乗っているモデルのタイヤサイズと構造を正確に把握すること——これが出発点です。というのも、GB350(標準モデル)とGB350Sでは、タイヤの構造が根本的に違うからです。

GB350と350Sって見た目が違うだけじゃなくて、タイヤも違うんですか?
tomo
momo
見た目以上に大きな違いがありますよ。標準モデルは前後ともにバイアスタイヤですが、GB350Sはリアにラジアルタイヤを採用していて、前後で構造が異なるんです。これがタイヤ選びの難易度を大きく左右します。

両モデルのタイヤ関連スペックを表にまとめると、以下のとおりです。

項目 GB350(標準) GB350S
フロントタイヤ 100/90-19M/C 57H(バイアス) 100/90-19M/C 57H(バイアス)
リアタイヤ 130/70-18M/C 63H(バイアス) 150/70R17M/C 69H(ラジアル)
指定空気圧 前後とも 200kPa 前後とも 250kPa
ホイール キャストアルミ(チューブレス対応) キャストアルミ(チューブレス対応)
純正タイヤ ダンロップ ARROWMAX GT601 メッツラー TOURANCE NEXT

注目すべきポイントは3つあります。まず、フロントは両モデルとも共通の19インチバイアスタイヤであること。次に、リアはGB350が18インチバイアスなのに対し、GB350Sは17インチラジアルという全く異なる構造であること。そして、指定空気圧もGB350Sのほうが50kPaも高い設定になっていること。この空気圧の差は、ラジアルタイヤの高い剛性を活かすためのセッティングであり、タイヤを替える際にも必ず指定値を守ることが重要です。

なお、両モデルともキャストアルミホイールを採用しているため、チューブレスタイヤが使用可能です。万が一パンクした場合でも修理キットで応急処置ができるため、ツーリング時の安心感につながります。

補足:バイアスタイヤとラジアルタイヤの違い

バイアスタイヤはカーカス(タイヤの骨格)を斜めに交差させて重ねた構造で、全体的にしなやかな乗り心地が特徴。ラジアルタイヤはカーカスを進行方向に対して直角に配置し、ベルトで締め上げることでトレッド面の剛性を高めた構造で、高速安定性やスポーツ走行に優れています。

▶ Honda GB350 公式スペックページ(honda.co.jp)

安定感で選ぶならダンロップ GT601|純正タイヤの実力

「タイヤ交換って何を選べばいいかわからない……」という方にまずお伝えしたいのは、純正タイヤをもう一度選ぶのは決して消極的な選択ではないということです。GB350に標準装着されているダンロップ ARROWMAX GT601(以下、GT601)は、このバイクのために剛性バランスがチューニングされた、実力派のタイヤです。

GT601の最大の魅力は、あらゆる速度域におけるどっしりとした直進安定性です。高速道路での巡航はもちろん、横風が吹く橋の上でも車体がブレにくく、まるでワンクラス上の大型バイクを操っているような重厚感を味わえます。

コーナリングでは、バイクを寝かし始める際に適度な「タメ」——手応えのある粘り——が感じられるのが特徴です。この「タメ」があるおかげで、ライダーの意思に反して勝手にバイクが倒れ込むことがなく、自分のペースでゆったりとコーナーを楽しむことができます。いわば、バイクの挙動を予測しやすいタイヤであり、まだバイクのコーナリングに慣れていない初心者にとっては、この予測しやすさが何よりも心強い味方になるんですよね。

また、GT601は耐摩耗性にも優れており、純正タイヤとして約14,000〜20,000kmの寿命が期待できます。通勤や街乗りがメインで距離を走る方にとっては、ライフの長さは経済的にも大きなメリットです。「まずは安心・安全に、バイクの基本を学びたい」という初心者の方に、自信を持っておすすめできるタイヤです。

GT601が向いている人

  • 純正の安定したフィーリングを気に入っている方
  • バイクに乗り始めて間もない初心者の方
  • 通勤や街乗りが中心でタイヤの持ちを重視したい方

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軽快さで選ぶならブリヂストン BT-46|乗り味が激変する定番

ブリヂストン BT-46タイヤを装着し、日本の峠道を軽快にコーナリングするホンダ GB350

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もし「純正タイヤで不満はないけど、もう少しワインディングを楽しく走りたい」と思っているなら、ブリヂストン BATTLAX BT-46(以下、BT-46)は間違いなく試す価値があります。バイアスタイヤの世界で「迷ったらこれ」と言われる、押しも押されもせぬ大定番です。

純正のGT601からBT-46に替えると、具体的にどんな変化があるんですか?
tomo
momo
一言でいえば、まるで別のバイクになったような軽快さが手に入ります。GT601の「どっしり重厚」から一変して、250ccクラスのスポーツバイクのようにヒラヒラと身軽にコーナーを駆け抜けていく感覚になるんですよ。初めてBT-46に交換したとき、最初のコーナーで思わず「おっ」と声が出たのを今でも覚えています。

この劇的な変化の理由は、タイヤのプロファイル(断面形状)とコンパウンドの違いにあります。GT601には寝かし始めに「タメ」がありましたが、BT-46にはそれがほとんどなく、ハンドルを切った方向にスゥーッと自然に、抵抗感なく傾いていきます。直立状態から深いバンク角まで、終始一貫した同じフィーリングで倒れ込んでいくため、S字コーナーの切り返しも驚くほどスムーズです。

もうひとつ見逃せないのが、BT-46のウェット性能の高さです。フロントには排水効率を高める逆トレッドパターンを採用し、リアにはシリカを高配合した新開発コンパウンドを搭載。先代のBT-45からウェット路面でのグリップ力が大幅に向上しており、ツーリング先での突然の雨にも安心して対応できます。

路面のギャップ(段差や継ぎ目)の吸収性も優れており、GT601よりも乗り心地がマイルドに感じる場面さえあります。ただし、高速道路での直進安定性に関してはGT601のほうがどっしりとしている点は押さえておきましょう。あくまでBT-46は「操る楽しさ」に振ったタイヤであり、その本領はワインディングで発揮されます。

BT-46が向いている人

  • 峠道やワインディングで軽快なハンドリングを楽しみたい方
  • 純正GT601の重厚さに「もう少し軽さが欲しい」と感じている方
  • ウェット性能も重視しつつ、オールラウンドに使いたい方

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GB350オーナーから圧倒的な支持を集める定番タイヤです。乗り味の変化を体験したい方にぜひ。

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雨の日も安心のミシュラン ROAD CLASSIC|100%シリカの実力

通勤や日常的な足としてGB350に乗っている方にとって、「雨の日でも安心して走れるか」はタイヤ選びの重要な判断基準です。その観点で頭ひとつ抜けた存在が、ミシュラン ROAD CLASSIC(以下、ロードクラシック)です。

ロードクラシックの最大の武器は、100%シリカコンパウンドの採用です。シリカは水との親和性が高い素材で、一般的なカーボン主体のコンパウンドと比べて、濡れた路面で圧倒的に高いグリップ力を発揮します。雨の日に特に滑りやすいマンホールの蓋や横断歩道の白線——バイク乗りなら誰もがヒヤッとした経験があるあの場所——でも、ロードクラシックは粘り強い接地感を維持してくれます。

さらに注目したいのが、100%シリカコンパウンドの「温度依存性の低さ」です。通常のタイヤは気温が下がるとゴムが硬くなりグリップ力が落ちやすくなりますが、ロードクラシックは冬場の冷たいアスファルトの上でもゴム質が柔軟性を保ち、しっかりと路面に吸い付きます。季節を問わずバイクに乗る方にとって、これは非常に心強い特性です。

ハンドリングの性格は、GT601の「重厚な安定感」とBT-46の「ヒラヒラとした軽快さ」のちょうど中間に位置します。やや純正寄りの安定感を残しつつ、BT-46のような「もっさり感のなさ」を併せ持つ——いわば良いとこ取りのキャラクターです。コーナーでは適度な「タメ」が残っているため唐突さがなく、一度バンク角を決めるとピタッとラインを保持する「オン・ザ・レール感」が秀逸です。

タイヤ全体からは「もっちり・しっとり」とした、上質で洗練された接地感が伝わってきます。荒れた路面での衝撃吸収も良好で、長距離ツーリングでの疲労軽減にも貢献してくれます。雨の日も晴れの日も、季節を問わずGB350で走り続けたいライダーにとって、ロードクラシックは最高の相棒になるはずです。

ROAD CLASSICが向いている人

  • 通勤やツーリングで雨天時の安心感を最優先したい方
  • 冬場でも積極的にバイクに乗る方
  • GT601の安定感を残しつつ、上質なハンドリングも手に入れたい方

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雨の日も安心の100%シリカコンパウンド。ロングツーリング派にも強くおすすめします。

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コスパ重視ならIRC GS-19|初めての交換にちょうどいい

タイヤ交換で意外と見落とされがちなのが「費用」の問題です。前後2本を交換すれば工賃込みで数万円の出費になるため、特に初めてのタイヤ交換ではできるだけコストを抑えたいと考える方も多いでしょう。そんな方に検討してほしいのが、アイ・アール・シー(IRC)の PROTECH GS-19(以下、GS-19)です。

GS-19はトラディショナルなパターンデザインを持ちながら、コンパウンドにはスポーツ系の配合を採用しているハイブリッドなタイヤです。見た目はGB350のクラシカルな雰囲気にしっくりと馴染みつつ、街乗りやツーリングの速度域では車体の挙動を乱さない安定した走行性能を発揮します。

最大の強みは、やはりリーズナブルな価格設定です。GT601やBT-46と比較してタイヤ単体の価格が抑えられており、「初めてのタイヤ交換でいきなり高価な銘柄に手を出すのは不安」という方にとって、ちょうどいい入口になります。ヤマハ SR400など往年のクラシックバイクの定番タイヤとしても長年の実績があり、信頼性の面でも安心です。

ただし、ワインディングでのスポーティな走行を楽しみたい場合は、BT-46やロードクラシックのほうがハンドリングの軽快さやグリップの信頼感で上回ります。GS-19はあくまで「日常の足」としてGB350を使うライダーに最適なタイヤであり、コストパフォーマンスと実用性のバランスが最大の魅力です。

街乗りや通勤がメインで、費用を抑えつつも安心して走りたいという方は、まずGS-19から始めてみるのも賢い選択です。タイヤ交換の経験を積んだ上で、次回は自分の好みに合わせてBT-46やロードクラシックにステップアップするという段階的なアプローチもおすすめですよ。

IRC GS-19が向いている人

  • 初めてのタイヤ交換でコストを抑えたい方
  • 街乗りや通勤がメインの方
  • クラシカルな見た目を崩したくない方

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コスパ重視の初めてのタイヤ交換にも最適。まずはIRC GS-19でタイヤ交換を体験してみましょう。

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カフェレーサー派ならTT100GP|ルックスと走りを両立

東京の夜のストリートに停車する、クラシカルなダンロップ TT100GPタイヤを履いたカフェレーサー仕様のホンダ GB350

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GB350をセパレートハンドルやバックステップでカフェレーサースタイルに仕上げているなら、足元にも「らしさ」が欲しくなるものです。その最有力候補が、ダンロップ GP SERIES TT100GP(以下、TT100GP)です。

TT100GPのルーツは1960年代。英国マン島TTレースで活躍した伝説のタイヤ「TT100」のDNAを受け継ぎ、あの時代を彷彿とさせる無骨でクラシカルなトレッドパターンがそのまま現代に蘇っています。このパターンがGB350のレトロなタンクやメッキパーツと組み合わさると、足元から車体全体の世界観に統一感が生まれ、カフェレーサーとしての完成度が一気に高まります

見た目だけではありません。TT100GPはハイグリップ寄りのコンパウンドを採用しており、ドライ路面でのグリップ力は今回紹介する6銘柄の中でもトップクラスです。峠道でのスポーティな走りにもしっかりと応えてくれるため、「ルックスと走りのどちらも妥協したくない」というベテランライダーの要求に応えられます。

同じくビンテージスタイルのタイヤとして、ブリヂストン ACCOLADE(アコレード)AC03・AC04も選択肢に入ります。ACCOLADEはタイヤ中央を走る特徴的な縦溝が1970年代の旧車感を演出し、TT100GPとはまた異なる「ヴィンテージ感」を楽しめます。レーシーな雰囲気ならTT100GP、もう少し落ち着いたクラシック感ならACCOLADEと使い分けるのも面白いでしょう。

ただし、TT100GPはハイグリップ系タイヤの宿命として、ツーリング系タイヤ(GT601等)と比較すると摩耗がやや早い傾向があります。ロングライフを重視する方は、交換サイクルが短くなる可能性を念頭に置いてください。「減りの早さも含めて、このスタイルを愛する」——そんな覚悟を楽しめるのがカフェレーサーという文化でもありますよね。

TT100GPが向いている人

  • カフェレーサーカスタムの足元を完璧に仕上げたい方
  • ルックスだけでなくドライグリップも重視したい方
  • タイヤの摩耗サイクルよりスタイルの完成度を優先する方

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伝統のTT100GPパターンで、GB350のカフェレーサーカスタムを完成させましょう。

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スクランブラー派ならAX41やANAKEE ADVENTURE|ブロックタイヤの世界

ブリヂストン AX41ブロックタイヤを装着し、高原のダート林道を走るスクランブラー仕様のホンダ GB350S

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GB350にアップマフラーやアンダーガードを装着してスクランブラースタイルに振っている方、あるいはキャンプツーリングで林道の入り口まで走る機会がある方にとって、ブロックタイヤは一度は検討したくなる存在です。ここでは性格が大きく異なる2つのタイプを紹介します。

まず本格派はブリヂストン BATTLAX ADVENTURECROSS AX41です。極太のブロックパターンが生み出す迫力は随一で、アンダーガードやハンドガードと組み合わせた際の「ヴィンテージラリーマシン」のような無骨さは、見る者を圧倒します。土や泥の未舗装路での走破性も本物で、林道やキャンプ場の悪路でも高い安心感を発揮します。

ブロックタイヤって、普段の舗装路で走ると乗り心地がキツいんですか?
tomo
momo
AX41は正直に言って、舗装路での乗り心地はかなり妥協が必要です。ブロック特有のロードノイズが大きく、高速域での接地感もオンロードタイヤには及びません。あくまで「ルックスとオフロード性能を最優先」する方向けの尖ったタイヤですね。

一方、「ブロックの見た目は欲しいけど舗装路の快適性も捨てたくない」という方には、ミシュラン ANAKEE ADVENTURE(アナキーアドベンチャー)が最適解です。このタイヤはオンロード80%・オフロード20%という絶妙なバランスで設計されており、ツーリングタイヤに匹敵する舗装路での乗り心地と静粛性を維持しながらも、フラットダートや砂利道では十分な走破性を発揮します。GB350を「現代的なスクランブラー」にカスタムするのにぴったりのタイヤです。

その他にも、ブリヂストン BATTLAX ADVENTURE TRAIL AT41(オンロード重視のアドベンチャータイヤ)や、コンチネンタル TKC 80 Twinduro(オン/オフ両立のマルチユース)なども選択肢に入ります。GB350Sのリア17インチ(150/70R17)はアドベンチャー系タイヤのラインナップが豊富ですが、標準モデルの18インチリアは適合サイズが限られる場合があるため、購入前にバイクショップで確認しましょう。

ブロック・アドベンチャータイヤが向いている人

  • スクランブラーカスタムで足元をワイルドに仕上げたい方
  • キャンプツーリングで未舗装路を走る機会がある方
  • 舗装路メインなら ANAKEE ADVENTURE、オフロード重視なら AX41

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スクランブラー仕様の完成に向けて、足元からGB350を変えてみましょう。

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GB350のタイヤ交換で失敗しないために|費用・寿命・注意点

整備工場でトルクレンチを使用し、ホンダ GB350のリアホイール・タイヤ取り付けを行う整備士の手元

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GB350Sオーナー必読|前後異構造のタイヤ選びの攻略法

フロント19インチのバイアスとリア17インチのラジアルタイヤ(メッツラー TOURANCE NEXT)を装着したホンダ GB350Sのサイドビュー

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ここまでの銘柄紹介は主にGB350(標準モデル)のリア18インチを前提にお話ししてきましたが、GB350Sのオーナーにとってタイヤ選びはもう一段階複雑になります。その原因は、前後で異なるタイヤ構造にあります。

GB350Sのタイヤ選びって、何がそんなに難しいんですか?
tomo
momo
フロントが19インチのバイアス、リアが17インチのラジアルという、前後で構造が違う変則的な組み合わせなんです。同じ銘柄(シリーズ)で前後を揃えようとすると、選択肢がかなり絞られてしまうんですよ。

GB350Sの純正タイヤであるメッツラー TOURANCE NEXTは、このフロントバイアス+リアラジアルという構成に最適化されています。フロントの19インチバイアスが穏やかな旋回挙動を、リアのラジアルが高い横剛性によるトラクションと接地安定性を担っており、互いの特性を補完し合うバランスの取れたセッティングです。

リアタイヤ(150/70R17)はラジアルのラインナップが非常に豊富で、走行目的に合わせた多彩な選択肢があります。スポーツツーリング系ならミシュラン ROAD 6ブリヂストン BATTLAX SPORT TOURING T33、ネオクラシック系ならダンロップ TT100GP Radial、アドベンチャー系ならミシュラン ANAKEE ADVENTUREブリヂストン BATTLAX ADVENTURE A41などです。

問題はフロントです。100/90-19というサイズはほとんどがバイアスタイヤで、ラジアルの選択肢はごくわずか。唯一の注目すべき存在がコンチネンタル ContiClassicAttack(100/90R19)で、これを使えばフロントのラジアル化も可能です。ただし、前後で異なる銘柄を組み合わせる場合はグリップバランスやハンドリングのフィーリングが純正から大きく変化する可能性があります。

GB350Sのタイヤ選びのポイント

  • 純正TOURANCE NEXTの前後バランスは完成度が高い
  • リア(150/70R17)は選択肢が豊富。走行目的に合わせて選べる
  • フロント(100/90-19)はバイアスが主流。前後同シリーズが基本
  • 前後の銘柄が変わる場合は必ずバイクショップに相談すること

前後異銘柄の組み合わせは必ずプロに相談を

前後異銘柄の組み合わせは、メーカーが想定していないケースもあります。安全に関わる重要な選択ですので、タイヤ交換の実績が豊富なバイクショップのプロに相談しながら、最終的な組み合わせを決定してください。

タイヤ交換にかかる費用の目安|タイヤ代+工賃+αの内訳

タイヤの銘柄が決まったら、次に気になるのは「結局、全部でいくらかかるの?」という費用の問題ですよね。

前後2本を交換した場合、トータルでどのくらいかかるものなんですか?
tomo
momo
銘柄やショップによって幅がありますが、前後交換の総額はおおよそ25,000円〜60,000円が目安です。内訳を具体的に見ていきましょう。
費目 目安金額
タイヤ本体代(前後2本) 約20,000〜40,000円
交換工賃(前後2本) 約10,000〜15,000円
廃タイヤ処分料 1本あたり300〜500円
バルブ交換代(任意) 1本あたり数百円

タイヤ本体の価格差が最も大きい要因です。たとえばIRC GS-19なら前後セットで2万円前後に収まりますが、ミシュラン ROAD CLASSICやBT-46では3万円を超えることもあります。GB350Sのリアラジアルタイヤは一般的にバイアスタイヤより高価なため、さらに予算が膨らむ傾向があります。

工賃はショップによって差があり、前後それぞれ3,000〜5,000円程度が一般的です。Honda Dreamや2りんかん、ライコランドなどの大手チェーンと、個人経営のバイクショップでは料金体系が異なるため、複数の店舗で見積もりを取ると安心です。

ひとつ注意したいのが、インターネットでタイヤを購入して持ち込む場合です。通常よりも工賃が割増(2倍程度)になるショップが多いため、「ネットで安く買ったのに、工賃で帳消しになった」というケースも珍しくありません。持ち込み交換を検討する場合は、事前に工賃を確認しておくことを強くおすすめします。

費用を抑える方法としては、Webikeの「ピットイン」サービスのように、ネット購入したタイヤを提携整備店で交換してもらう仕組みを活用するのも手です。

価格・相場情報の取扱について

本記事の価格・費用は2026年6月時点の参考値です。市況やショップにより変動しますので、実際の費用は交換前に必ず見積もりを取ってください。

タイヤの寿命の目安は?|交換時期を見極めるポイント

寿命を迎えてトレッド面と平らになったバイク用タイヤのスリップサインと、ゴム表面のひび割れのクローズアップ

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「まだ溝があるから大丈夫」——そう思っていても、実はタイヤが限界を迎えていることがあります。安全に走るためには、交換のタイミングを正しく見極めることが大切です。

GB350の純正タイヤであるGT601の場合、一般的な使用環境での寿命の目安は約14,000〜20,000kmです。純正タイヤは耐摩耗性を重視した設計がされているため、比較的ロングライフが期待できます。一方、TT100GPのようなハイグリップ系タイヤは、ドライグリップを優先したコンパウンドゆえに摩耗がやや早く、交換サイクルが短くなる傾向があります。

交換時期の判断で最も確実なのは、スリップサイン(残溝0.8mmの位置に設けられた摩耗インジケーター)の確認です。タイヤの側面に「▲」マークがあり、その延長線上のトレッド面にスリップサインが埋め込まれています。このサインがトレッド面と同じ高さになったら、即座に交換が必要です。

見落としがちなのが、走行距離に関係なく進行する経年劣化です。タイヤのゴムは紫外線や酸素との反応で少しずつ硬化し、ひび割れ(クラック)が発生します。目安として、製造から3〜5年を超えたタイヤは、溝が残っていても交換を検討すべきです。タイヤ側面に刻印された4桁の数字(例:2524=2024年第25週製造)で製造時期を確認できます。

あまり走行距離を乗らない方こそ、この経年劣化には注意が必要です。「月に数回しか乗らないから溝が全然減らない」という場合でも、ゴムの硬化が進んでグリップ力が低下している可能性があります。

タイヤ交換のタイミング判断

  • スリップサインがトレッド面と同じ高さになったら即交換
  • 製造から3〜5年以上経過したタイヤはゴムの硬化をチェック
  • ひび割れ(クラック)が目視で確認できたら早めの交換を推奨

新品タイヤの慣らし運転と交換後の注意点

ガソリンスタンドで、エアゲージを使ってホンダ GB350のタイヤ空気圧をチェックするライダーの手元

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新しいタイヤに交換した直後は、嬉しくてつい飛ばしたくなるものですが、ここでひとつ重要な注意点があります。新品タイヤの表面には、製造工程で使われた離型剤(りけいざい)と呼ばれる薬剤が残っており、これが非常に滑りやすいのです。

新品タイヤに交換してから最初の約100kmは「慣らし走行」が必要です。この間は急ブレーキ、急加速、深いバンク角を避け、穏やかな走行を心がけてください。走行を重ねるうちに離型剤が路面との摩擦で削れ落ち、本来のグリップ力が発揮されるようになります。

また、タイヤの銘柄を変更した場合は、ハンドリングの特性が大きく変わることがあります。たとえばGT601からBT-46に交換した直後は、倒れ込みの速さに体が慣れておらず、最初の数回のコーナーで「思ったより倒れる!」と驚くことも。新しいタイヤの特性に体を馴染ませるためにも、最初は意識的にペースを落として走ることが大切です。

日常のメンテナンスで最も重要なのは空気圧の管理です。タイヤの空気は自然に少しずつ抜けていくため、月に1回はガソリンスタンドやバイク用品店で空気圧をチェックする習慣をつけましょう。GB350は前後とも200kPa、GB350Sは前後とも250kPaが指定値です。空気圧が低いとタイヤのたわみが大きくなり、偏摩耗や燃費の悪化、最悪の場合はリム落ちの危険性もあります。

保管に関しても一点。長期間乗らない場合は、タイヤに直射日光が当たらないようバイクカバーをかけ、可能であればセンタースタンドやメンテナンススタンドでタイヤを浮かせておくと、ゴムの劣化と変形を防げます。

交換後のチェックリスト

  • 最初の100kmは穏やかに走り、離型剤を落とす
  • 新しいハンドリング特性に体を慣らすまではペースを抑える
  • 空気圧は月1回チェック(GB350: 200kPa / GB350S: 250kPa)
  • 長期保管時は直射日光を避け、可能ならタイヤを浮かせる

よくある質問(FAQ)

Q. GB350のタイヤ交換費用はいくらくらい?

A. タイヤ本体代(前後)が約20,000〜40,000円、交換工賃(前後)が約10,000〜15,000円で、廃タイヤ処分料を含めた総額はおよそ25,000〜60,000円が目安です。銘柄やショップによって差があるため、事前に見積もりを取ることをおすすめします(2026年6月時点の参考値)。

Q. GB350とGB350Sでタイヤの選び方は違うの?

A. 大きく異なります。GB350(標準)は前後ともバイアスタイヤで選択肢が豊富ですが、GB350Sはリアがラジアルタイヤ(150/70R17)のため、前後で異なる構造のタイヤを組み合わせることになります。前後同シリーズで揃えるのが基本で、銘柄選びはショップのプロに相談するのが安心です。

Q. 雨の日に最も強いタイヤはどれ?

A. ウェット性能で頭ひとつ抜けているのはミシュラン ROAD CLASSICです。100%シリカコンパウンドにより、濡れたマンホールや白線でも高いグリップを発揮します。次点ではブリヂストン BT-46もリアのシリカ配合コンパウンドでウェット性能が向上しており、おすすめです。

Q. タイヤを交換すると乗り味はどう変わる?

A. 銘柄によって劇的に変わります。たとえば純正GT601の「どっしり重厚」な安定感から、BT-46に交換すると「250ccクラスのようにヒラヒラと軽快」なハンドリングに一変します。ROAD CLASSICはその中間で「もっちり・しっとり」とした上質な接地感が特徴です。

Q. GB350のタイヤの寿命(交換時期)の目安は?

A. 純正GT601の場合、約14,000〜20,000kmが一般的な寿命の目安です。ただし走行距離だけでなく、製造から3〜5年以上経過したタイヤはゴムの経年劣化にも注意が必要です。スリップサインの残溝とタイヤ側面の製造年月を定期的にチェックしましょう。

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タイヤ選びと合わせて知っておきたい情報をまとめた記事をご紹介します。別の車種のタイヤ選びの考え方や、雨の日のツーリングの備えなど、GB350ライフをさらに充実させるヒントが見つかるかもしれません。

まとめ:GB350のタイヤ選びで後悔しないために

GB350のタイヤ選びは、自分の「走り方」と「バイクに求めるもの」を見つめ直す、とても贅沢な時間です。この記事で紹介した6銘柄は、それぞれが明確に異なる個性を持っており、どれを選んでも「正解」になり得ます。大切なのは、自分のスタイルに合った1本を選ぶことです。

momo
最後に、今回の記事内容のポイントをまとめます。バイク歴24年の経験から言えることは、タイヤ交換は「バイクの性格を変える、最もコスパの高いカスタム」だということ。ぜひ次のタイヤ選びを楽しんでください。
  • GB350(標準)は前後バイアス、GB350Sは後ラジアルでタイヤ選びが異なる
  • まずは自分のモデルのタイヤサイズを確認することが第一歩
  • 純正GT601はどっしりとした安定感が魅力で初心者に最適
  • BT-46に交換すると250ccのようなヒラヒラとした軽快さが手に入る
  • 雨の日の安心感を最優先するならROAD CLASSICの100%シリカが最強
  • 初めてのタイヤ交換でコストを抑えたいならIRC GS-19が堅実
  • カフェレーサーカスタムにはTT100GPの無骨なビンテージパターンが映える
  • スクランブラー仕様ならANAKEE ADVENTUREが舗装路と未舗装路を両立
  • GB350Sのリアは150/70R17のラジアルで選択肢が豊富だがフロントとの相性に注意
  • タイヤ交換の総額目安は前後で約25,000〜60,000円(銘柄・ショップで変動)
  • 純正GT601の寿命目安は約14,000〜20,000kmだが経年劣化にも注意
  • 新品タイヤは最初の100kmは慣らし走行で急ブレーキ・急バンクを控える
  • 空気圧は月1回チェックが基本で安全と燃費の両方に直結する
  • 持ち込みタイヤは工賃割増になるショップが多いため事前確認を忘れずに
  • タイヤ交換は「バイクの性格を変える」最もコスパの高いカスタムである

最後に


GB350のタイヤは「乗り味の個性」が豊かで、交換するだけで別のバイクに乗っているような新鮮な感覚が手に入ります。安定重視ならGT601、軽快さならBT-46、雨天安心ならROAD CLASSIC——まずは自分の走り方から最適な1本を見つけてください。

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